見出し画像

「おんみょう紅茶屋らぷさん」3冊を読んで(言葉にすることの大切さに興味がある人にお勧め)

 紅茶と陰陽道の蘊蓄で、人間関係のお悩みを解決していく、ライトで読みやすく前向きにしてくれる本です。
 家族間の人間関係に悩む大学生の女の子が、吉祥寺にある紅茶屋さんに迷い込み、陰陽士である店主と出会うところから物語ははじまる。友達・恋人・親子といった人間関係の悩みを持って紅茶屋に迷い込んでくる人を紅茶と陰陽道の知識を駆使して解決していく物語。
 蘊蓄といっても、知識の披露は控えめで、特に紅茶に関しては勉強になる。使役する使い魔も登場するが、ゆるキャラをペットにしたような感じ。陰陽士と陰陽士の対決といった、ファンタジー要素もある。だから、疲れずにサクサクと読める。
 全3巻の全9話、1話完結構成の文庫本。1話を読むだけでも、十分楽しめる本です。言葉にすることの大切さを教えてくれます。
 コミカルで楽しい小説を読んで、言葉の大切さを再確認したい人におすすめです。ぜひ気軽に読んでみてください。
 
2月17日読了 出版社:メディアワークス文庫 作者:古野まほろ 
おんみょう紅茶屋らぷさん ~陰陽師のいるお店で、あなただけの一杯を~ おんみょう紅茶屋らぷさん ~式神のいるお店で、おかわりをどうぞ~
おんみょう紅茶屋らぷさん ~この一杯に、すべてを~