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製菓製パン材料メーカーの営み
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記事一覧

イフジ産業 | 「卵がある毎日」をつくる人々

国際鶏卵委員会(IEC)によると、日本人一人当たりが消費する卵の数は年間平均で340個。おおよ…

リボン食品|“日本初”を生み出す手法

創業は1907(明治40)年、大阪市淀川区に本拠を構える「リボン食品」。業務用パイ生地・油脂製…

森永商事 | シェフも街も笑顔にしたい。チョコレートの達人が手にした7つのアイデア

「『チョコレートを食べたい』と『チョコレートのケーキを食べたい』って全然違います。後者の…

よつ葉乳業 | 乳と電力。酪農家と共に歩む道

「酪農家がつくる、酪農家のための会社」。北海道協同乳業(現在のよつ葉乳業)は、北海道十勝…

サンエイト貿易 | おいしい、のその先を選ぶ

パティシエにとって材料を選ぶことは、未来を選ぶこと。 世界の製菓材料を扱う東京・青山の商…

大東カカオ | 「豆」と「人」、チョコレートの可能性を広げていくために

「大事なのは、誰がつくったカカオ豆か。国や産地で判断してはいけないんです」 100年の歴史…

星野製茶園 | 茶商は村の明日を思う

「お茶作りは“天地人”、全ての要素が揃って初めて成立するんです」。日本有数のお茶処として知られる福岡県八女市星野村にある星野製茶園の山口真也さんはそう語る。万物の声にじっと耳を傾け、品質の高いお茶作りに心血を注ぐ彼らは、何を見つめているのだろう?どんな未来を描いているのだろう? かつて星野製茶園で山口さんのもとで勤務し、現在は福岡の日本茶専門店「茶舗 ふりゅう」でお茶の魅力発信を行っている田代亮平さんと共に星野村を訪れ、山口さんに質問をぶつけた。 土と共につくる田代亮平(以

ミヨシ油脂 | マーガリンでつくる、次の100年

「動物性食品が手に入らなくなる時代は、実はそんなに遠くない。そうなった時に私たちは何をし…

田中製粉 | 守る職人、導く道具。

「父も祖父も、機械のことに関してはとにかくストイックな人でした。初代も水車の仕立人だった…

パッケージ中澤 | 箱屋の自負

「包むことについて考えるのは、人間の生活のすべてについて考えることに他ならない」。戦前…

鳥繁産業 |つくると食べるを繋ぐ、お菓子の健康

「用途ごとに色んな種類があるけど、結局どれを選んだら良いんだろう…」そう感じた経験のある…

大陽製粉 |配管の行先に見る 持続可能な食の未来

日本の小麦生産者の多くは、自分がつくった小麦の味を知らない。農業の合間に自家製粉を行い、…

イズム | 8層への挑戦

アメリカでは1940年代に深夜・早朝・休日作業を廃止すべく製パン工程の見直しが行なわれ、短時…

ピュラトス | つくっているのはチョコレートではなく顧客価値。

生活者が「食」に求めるものが増えている。 私たちは栄養価や美味しさを手に入れられるようになって久しい。トレーサビリティ(生産・流通過程の追跡可能性)がうたわれるようになり、農家の顔が見える野菜はすでに当たり前になった。応援消費と呼ばれる消費行動も東日本大震災を契機に一般的になった感がある。つくり手の思いや信条への共感、もしくは、つくり手が抱える課題を解決するために「応援したい」という気持ちから生まれる消費のことだ。また、1990年代半ばから2000年代に生まれたZ世代の特徴は