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英検1級二次試験で二回落ちて三回目に合格した話 その3

英検1級二次試験で二回落ちて三回目に合格した話 その1
英検1級二次試験で二回落ちて三回目に合格した話 その2

1 2回目の不合格後 — バリューイングリッシュのおかげで復活

英検1級の二次に2回連続、あと1点足らず不合格になり、しばらく絶望して途方にくれていました。レアジョブも試験が終わってからはやっていませんでした。その時のカレンダー↓

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11日が試験だったので、その後ぱたりとやっていないことがわかります。まったくやる気をなくしていました。そんなとき、7月20日にバリューイングリッシュから一通のメールが届きます。

3_(残念ながら不合格だった方へ)無料面談のご案内
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バリューイングリッシュのヘビーユーザーで、ブログの投稿でもおなじみのshokoさんに、今回の英検不合格だった方を対象にスカイプにて無料面談(25分)を実施していただきます。
ぜひ合格に向け、一度shoko さんの面談を受講してみてください。
合格へのきっかけが得られるかもしれません。

もう、「藁にもすがる思いで」ってこういうときに使うんだな、って妙に冷静になりながら、申し込みました。shokoさんは講師ではなく、一般の方で、バリューイングリッシュの元生徒さんということでした。7月23日にスカイプで面談をしていただきました。2回連続、面接後に「これはいけた!」と思ったのにも関わらず落ちてしまったので、もうどうすればいいかわからない状態だと伝えました。shokoさんが何度も不合格になりながらも、努力を重ねて7回目のチャレンジで合格した話を聞きました。その話だけでもかなり勇気づけられました。そして、私の悩みが「表現の幅が狭いこと」だと言ったら、shokoさん自身がやっていたOpinion 1100という本をおすすめされました。すぐに購入しました。また、私が取り組んでいた英検準一級ライティング問題も英検1級の面接によいというお話を聞きました。この面談をきっかけにまた一からやってみようという前向きな気持ちになれました。
また、この面談以外にも、バリューイングリッシュから無料コースがプレゼントされたので、ちょっと離れてしまったオンライン英会話も再開することができました。

2 3回目に向けての対策

8~9月は、少しやる気が出たとはいえ、以前のようにがつがつはやりませんでした。1回目、2回目を振り返って、量や頻度としては対策を十分やった、と思いましたが、質が不十分だったのではないか?と思いいたったからです。たくさんオンライン英会話の予約を入れる、ということを一旦ストップして、丁寧に勉強することを心掛けました。また、基本的に知識が足りないと感じ、バリューイングリッシュでは教養基礎コースというコースを取りました。社会、経済、医療、教育など様々な分野の短めのArticleを読み、講師とディスカッションをするというコースでした。能動語彙を増やすのにとても役立ちました。25分の教養基礎コースを14回取りました。レアジョブはお休みしていました。対策本は、shokoさんにすすめていただいた『Opinion 1100』のCDを寝る前にシャドーイングをしました。トピックによっては語彙が自分には高度すぎてきつかったですが、特に法律系は詳しくて、勉強になりました。

試験1か月前からの対策は以下の通りです。

・レアジョブ毎日 25分
 Daily New Articleをやめて、今まで練習したスピーチをディスカッショントピックとして講師に送ってディスカッションをしました。試験2週間前からは45秒準備して2分スピーチするという練習をしていました。私の言ったことをもっと言いやすく伝わりやすい言い方に直してタイピングしてくれる講師がいたので、主にその先生を選んで受けていました。試験直前はレッスンチケットを更に購入して、模擬スピーチを一回に5個ずつやりました。
バリューイングリッシュ 面接対策 25分×10回
 面接シュミレーション→フィードバック(添削含む)を1回に2~3セットやりました。これだけで完成スピーチが25個くらいできたことになります。
・『英検1級面接大特訓
 2回目の時も使っていましたが、使い方を変えました。自分の意見と合わないものは音読せず、意見の近いものを選んで音読シャドーイングしました。
・『英検準1級ライティング問題
 直前にシャドーイングをしました。なんだかんだ、シャドーイングにはこれが一番いい、と思いました。簡単な表現で、的を射ていて、良いエッセイが多いです。
・『英検1級英作文問題完全制覇
 英検1級に合格した知人にどんな対策をしたか聞いたところ、『英検1級面接大特訓』は表現が少し難しすぎるからこれがいいよ、と聞いて購入しました。確かに、『英検1級面接大特訓』より使いやすい表現が多かったように思います。主に、シャドーイングをしました。
・スピーチ復習 
 練習したスピーチをWordでまとめて何度も音読をするようにしました。1回目、2回目のときにやったスピーチのいくつかもリライトしました。合計80本ほどまとめました。
・使えるフレーズまとめ
 Wordに今までやったスピーチや本の中から、これは汎用性がある、使いやすい、と思ったものをまとめました。割と直前にやりましたが、もっと前からやっておけばよかったと思いました。音読をしました。面接の直前もずっと見ていました。こんな感じです↓ 

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3 3回目に向けて意識したこと

3回目に向けては大きくわけて二つのことを意識して取り組みました。

① ゆっくりはっきり正確に

 1回目、2回目で「発音」の項目で、7や6がついたので、なんとかしたいと思い友人に相談したところ、「日本人が日本語でプレゼンをするにしても、早口でごにょごにょ話していては、内容が伝わらない。スピーチであることを意識したらどうか。」と言われ、「確かにそうだ。なぜそれに気づかかなかったのか」と思いました。普段の練習からゆっくりはっきり話すように心がけました。ゆっくりはっきり話すことで、文法の正確さにも気を配れるようになりました。また、スカイプでのオンライン英会話で録画をするようにして、自分の話す様子を観察すると、口があまり動いていないことに気が付きました。そして、口をしっかり動かすことを意識しました。3回目では発音の点数がかなり上がったので、成果があったと思います。

③ 不自然な表現でごり押しせず、自然なコロケーションにこだわって練習

 私は、英語を使って生活をするという経験がほぼないので、スラスラと言いたいことがなんでも出てくるという状態ではありません。そこで、高度な内容について言いたいことを言おうとすると、どうしても不自然な表現を使いがちになります。ネイティブが聞いたら、「言いたいことはわかるけど変な英語だなぁ。」という印象になり、それで2回目の時は文法語彙で5点がついたのだと思います。5点ということは面接官の一人は2点をつけているということです。5段階評価で2というのは、「悪い」という評価です。「不自然だ」という印象を与えたからに他ならない、と考え、この点を改善することを強く意識して、対策に取り組みました。


今回の記事では、3回目に向けての対策について書きました。お読みいただきありがとうございました。
次はいよいよ3回目の面接について書いていきます。

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