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マイデン城 Muiderslot オランダ/マイデン ~誰が撮っても映える360度隙無しの中世の城

※ 訪問記は2017年10月時点の情報です。

アムステルダムにほど近いものの、あまり日本人にはなじみのない城。アムステルダム近郊ツアーだと、アクセスの悪いこちらより、キンデルダイク風車が優先されてしまうのかもしれません。

もともとはホラント伯フロリス五世の城。17世紀には、作家のホーフトが「Muiderkring(マイデン会とでも訳しましょうか)」という会を催し、芸術サロンのように使用していました。

いずれも歴史画。サロンには女性もいますね。

城の中庭に入ると入口が2つあり、右手前が特別展から城の防衛関連の展示。左手奥が「騎士ルート」で、地下に拷問部屋があったり、フロリス五世やホーフト関係の展示となっています。ここのルートの最後にグッズショップに誘導される仕組み。

上は17世紀の様子。下の写真とほぼ同じ。

中世に特化してあり、17世紀色はほとんどありません。上掲のホーフト関連を除けば、なぜかアンリ四世の肖像とレッケルベーチェの戦いの絵画があったのと、1650年頃のニットの現物があったくらい。他には子供向けにコスプレ衣装や遊び道具などがあり、参加型になっています。2017年時点では、何もない通路だけな箇所があったり展示も無造作だったりしていましたが、2021年の動画を見るともう少しきれいになっているようです。

庭園も整備されています。訪問時にもドローンが飛んでましたが、動画を見てもたしかにドローン映えする城ですね。

こちらは2013年にドローン空撮したもののようです。

上記リンクから写真の数々を見てみてください。どの写真もかなり映えてます。

公式サイトでは70ページもある小冊子をダウンロードさせてくます。

アクセス

公共交通機関だとかなり大変です。電車+バス+徒歩で向かいました。ヴェースプ Weesp 駅よりバス110番で Muiden Centrum まで。このバス停からヨットの停まる運河沿いに15分くらい歩く上、途中に跳ね橋(跳ねるというよりスライド可動式)があるので開閉に当たってしまうとさらに時間がかかります。跳ね橋より先の街の道が狭すぎて、それ以上バスは入れないのかと思います。とくに帰路は跳ね橋とバス時間に要注意。

アムステルダムからのバスだとMuiden Centrumからさらに徒歩20分くらい先の、P+R(パークアンドライド)が最寄りバス停となります。城まで徒歩30分以上の計算です。110番バスでもこのP+Rは経由しますが、わざわざ寄る感がありけっこう遠回りです。アムステルダム中央駅から船もあるようですが、時期や時間を選びます。城の横に直接停まるようです。

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