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【吾輩はにんじんである】名前はまだない。製造者のわがままを聞いてください。


ラペはフランス語で「細切り、千切り、すりおろす」の意味です。フレンチの三國清三シェフは「削る」とおっしゃっていましたが、言い得て妙!
今回もスライサーでガシガシやりました。

キャロットラペは、フランスの家庭で作る代表的なサラダです。近年よく耳にするようになりました。
おしゃれな響きで好感度が上がる!
しかし、ここは日本の田舎町。キャロットはにんじん、ラペは千切りですわ。

1年前に好みのレシピを見つけました。本場のキャロットラペは油が入りますが、このレシピは使わないのです。ドレッシングの油が少し苦手なわたしにとっては、救世主のような出会いでした。

「にんじんに塩をして少し置いてから水分をよく絞り、調味料を合わせる……」ではなくて、塩込みの調味液ににんじんをお招きするスタイルが気に入っています。楽だから。

酸味強めのさわやかな味なので、はちみつを多めに入れることで味の調整が可能です。
にんじんがもつ水分によって、しっとり仕上がったり、パシパシ歯ごたえが残ったりで読めないところが、いとをかし。


【吾輩はにんじんである】

【材料】
・にんじん    248g(正味)
・酢       100g
・塩        4g(小さじ2/3)
・はちみつ              21〜32g(大さじ1〜1.5)

【作り方】
1.スライサーで皮つきにんじんを削る。
(皮が気になる時は取り除く)

2.ビニール袋に調味料を混ぜ合わせる。

3.にんじんを入れてもみ込む。

4.袋の空気を抜いてしばる。時々もむ。

5.直後〜翌日から食べる。

関口絢子「酢にんじん」より引用


にんじんは小さめが3本。今回は皮なしで。
調味液がしっかりしているため、
レシピにんじん量×1.2〜1.5倍はいけます。


ビニール袋を広げて塩in


酢in


はちみつはきれいに入れ切ってくださいね。


多少溶け残ってもそのうち消えます。


にんじん投入


10分ほどでかなり減ります。


空気を抜いて口を閉じます。
時々袋をモミモミして、
袋ごと上下を入れ替えます。



写真右上↓
レギュラーを獲得してから1年経ちました。
何度も何度も作ってはストックし、心の安寧を保っています。


(にんじんの出張先)

サンドイッチには必ず入れます。
食パンは「6枚切り」


あるもので作ったクイック巻きずし。
色が欲しい時ににんじんを使います。
あー、雑。  「That's all right?」


↑付け合わせで登場。


ポテトサラダはじめ各種サラダや和え物、お弁当の隙間突っ込み、サンドイッチ、スープ、メイン料理の付け合わせなど、油脂が入らない特性を活かしたオールラウンダー。



実は、料理名を考えて半日経っても思いつきません。「にんじんdeラペ」「ノンオイルキャロットラペ」では、にんじんに申し訳なさすぎて。

もしこの記事をお読みいただき、料理名を考えてくださる方がいらしたらありがたいです。
公募?入札?お祭り?何でもいい、名付け親が欲しいです。

このままでは【吾輩はにんじんである】になってしまうかも?!




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