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「漬け」のエビデンスを弁当箱に求めた、一か八かのランチタイム。
梅雨入りしてジワジワ気温が上がり始め、額には汗がじわり。これでは女優になれないわ。
夏はわたしを狂わせる。
常に身体が燃えている感覚があって、苦手意識に勝てずにダラダラモードを許してしまう自堕落な季節である。
しかしこれではいけない。
何か始めてみようと、昨年夏は某スクールへ50日ほど通ってみた。
自宅から近距離の好条件が味方して、全日程を手弁当で通すことができた。
もちろん冷蔵庫は完備されていて、他の受講生たちは朝登校したら冷蔵庫へ直行してお弁当を入れる。
しかし、これこそ千載一遇!
「漬け(づけ)」の効果を試すことができる。
食中毒の危険が高まる時に、常温下かつ食品の保存性で対抗できるのか。塩や酸っぱ系の効力は?
可能性を小さな箱に託したのである。
my エビデンスが欲しい!
50日間の実験結果。
「腐敗なし。味、異臭、外観に変化なし」
ありがとう!漬け(づけ)たちよ。
効果はすごく、変質をブロックした。
人は変化を求めて一喜一憂するが、
変化を求めずに一喜一憂した経験はあまりない。
ヘッダー画像のような漬けを意識的にちょこちょこ詰めて、保冷剤をいくつか保冷バッグに忍ばせた。
(画像:にんじん酢漬け・かぶ千枚漬け・紫玉ねぎマリネ・きゅうり塩麹漬け)
酢に含まれる酢酸は、酸が強くて微生物(細菌・酵母・カビ)が増殖できず、食品が傷みにくい。
梅干しも忘れちゃいけない。
ふたを開けた時にご飯の嫌な臭いがしないのは、梅干しのクエン酸と塩漬け効果だろう。ありがとう!
漬けといえば、
砂糖漬け、塩漬け、酢漬け、醤油漬け、味噌漬けがポピュラーだろうか。特に「さ・し・す」はレギュラーメンバーで通年お世話になっている。
そして、夏が巡ってきた。
「漬け」の第二章が始まる。
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(蛇足)
ひとつ気をつけたいのは、睡眠不足を伴う
「一夜漬け」
効果はほぼ期待できず、まさかの「後悔」という副産物が生成されるので、心して臨んでください。
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