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ミラーレス一眼とiPhone 12 Pro Maxのカメラ比較 その2 〜夜景あり〜

はじめに

さて、カメラ比較第二弾です。

ミラーレス一眼のカメラは「SONY α7 III」、レンズは「SIGMA 40mm F1.4 DG HSM | Art」に加え「Voigtländer APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical」も登場です。
iPhone 12 Pro MaxはHEIFの撮って出しとApple ProRAWです。
今回RAWはそこそこ調整しています。
等倍表示は焦点距離だったり画素数だったりが違うので、iPhoneの等倍表示、それに画角を合わせたミラーレス一眼の少し縮小したやつ、ミラーレス一眼の等倍表示と並べています。
やっぱりどうしてもnoteにアップロードする時点で見て分かるくらい画質が劣化するので、差が分かりにくくなってしまうところはありますね。

わかったこと

被写体が近いものには比較的強い。
被写体が遠いものには弱い。
Apple Pro RAWはより鮮明に写るが調整が必要。
iPhoneの補正はノイズ軽減が強めにかかっており、のっぺりする傾向にある。
また、明るさ(ガンマ補正)が写真全体で均一になるように補正するので立体感に欠ける場合もあり。
夜景は進化を見せるものの、ゴーストが非常に発生しやすい。


まずは前回に引き続き「SIGMA 40mm F1.4 DG HSM | Art」との比較から。

画質比較6

全体表示

画像1[iPhone 12 Pro MAX] [JPEG]

画像2[iPhone 12 Pro MAX] [Apple Pro RAW]

画像3[α7 III] [SIGMA 40mm F1.4 DG HSM | Art] [RAW]

等倍表示

画像4[iPhone 12 Pro MAX] [JPEG]

画像5[iPhone 12 Pro MAX] [Apple Pro RAW]

画像6[α7 III] [SIGMA 40mm F1.4 DG HSM | Art] [RAW] [画角合わせ(縮小)]

画像7[α7 III] [SIGMA 40mm F1.4 DG HSM | Art] [RAW]

さすがに屋外の晴れの日中はiPhoneでも綺麗に撮れます。
とはいえ等倍表示ではディテールに違いが見られます。

画像比較7

全体表示

画像13[iPhone 12 Pro MAX] [HEIF]

画像13[iPhone 12 Pro MAX] [Apple ProRAW]

画像13[α7 III] [SIGMA 40mm F1.4 DG HSM | Art] [RAW]

等倍表示

画像13[iPhone 12 Pro MAX] [HEIF]

画像13[iPhone 12 Pro MAX] [Apple ProRAW]

画像13[α7 III] [SIGMA 40mm F1.4 DG HSM | Art] [RAW] [画角合わせ(縮小)]

画像14[α7 III] [SIGMA 40mm F1.4 DG HSM | Art] [RAW]

∴∵ 注意 ∴∵
同じ位置から撮影してるので画角にも違いがあります。iPhoneの画角にミラーレス一眼を合わせると縮小することになるためあんまり公平ではないですが、参考までに。公平な比較は2枚目の画像と比べてみてください。

全体表示で見るとiPhoneも綺麗に撮れています。確かに以前に比べ夜景に強くなっている印象があります。
Apple ProRAWはさらにミラーレス一眼の仕上がりに寄せるようかなり調整しましたが、結構綺麗に撮れているんじゃないでしょうか。

等倍表示での比較ですが、木の枝や街頭の下の草を見るときめ細かさに差が現れています。
(アップロード前の元画像で見るともっと凄い差が出ていたんですけどね)

画像比較8

全体表示

画像15[iPhone 12 Pro MAX] [HEIF]

画像16[iPhone 12 Pro MAX] [Apple ProRAW]

画像17[α7 III] [SIGMA 40mm F1.4 DG HSM | Art] [RAW]

等倍表示

画像18[iPhone 12 Pro MAX] [HEIF]

画像19[iPhone 12 Pro MAX] [Apple ProRAW]

画像20[α7 III] [SIGMA 40mm F1.4 DG HSM | Art] [RAW] [画角合わせ(縮小)]

画像21[α7 III] [SIGMA 40mm F1.4 DG HSM | Art] [RAW]

iPhoneにゴーストが発生しています。光源が多い夜景だと発生しやすいのかな?
Apple ProRAWならRAW現像の段階でゴーストを消すこともできましたが、状況を伝えるためにそのままにしています。
等倍表示での差が大きく出てきました。
そして分かっていたことですが、iPhoneは絞ることができないので鋭い光芒は望めません。


さてここから「Voigtländer APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical」との比較になります。

画像比較9

全体表示

画像22[iPhone 12 Pro MAX] [HEIF]

画像23[iPhone 12 Pro MAX] [Apple ProRAW]

画像24[α7 III] [Voigtländer APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical] [RAW]

等倍表示

画像25[iPhone 12 Pro MAX] [HEIF]

画像26[iPhone 12 Pro MAX] [Apple ProRAW]

画像27[α7 III] [Voigtländer APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical] [RAW]

Apple ProRAWでノイズが目立ちます。
RAW現像の段階でノイズ軽減することもできますが、HEIF撮って出しとの比較でiPhoneの補正がよく分かると思いそのままにしています。
iPhoneの補正が効果的に効いてるいい例じゃないでしょうか。

画像比較10

全体表示

画像28[iPhone 12 Pro MAX] [HEIF] [ポートレート]

画像38[iPhone 12 Pro MAX] [Apple ProRAW]

画像30[α7 III] [Voigtländer APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical] [RAW]

料理写真でこんなこと言うのもどうかと思うけど、Voigtländerは艶っぽい。
どうしたってiPhoneではこういう艶っぽい写真が撮れないんだよなあ。
ボケに関してはiPhoneのポートレートは被写体と背景を判別して処理するから、被写体とボケがくっきり分かれる。
背景と距離のある人物とかならいいんだけど、こう滲みながら次第に大きくボケるような柔らかい描写ができない。
また、Apple ProRAWも雰囲気を寄せようとかなり頑張ったけどなんかちょと違和感のある写真になってしまった。

画像比較11

全体表示

画像31[iPhone 12 Pro MAX] [HEIF]

画像32[iPhone 12 Pro MAX] [HEIF] [カメラアプリのスローシャッター]

画像35[iPhone 12 Pro MAX] [Apple ProRAW]

画像36[α7 III] [Voigtländer APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical] [RAW]

等倍表示

画像33[iPhone 12 Pro MAX] [HEIF]

画像37[iPhone 12 Pro MAX] [HEIF] [カメラアプリのスローシャッター]

画像38[iPhone 12 Pro MAX] [Apple ProRAW]

画像38[α7 III] [Voigtländer APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical] [RAW]

夜景のスローシャッターも試してみました。iPhoneでどこまで撮れるか。
さっそく盛大なゴーストが出てます。星じゃないですよ。
アプリでスローシャッターを試してみましたが、看板の文字が読めそうなくらいに鮮明になったんですが、全体的に白いもやがかかったようになりました。
あと発色がイマイチですね。Apple ProRAWで色が出るようになりましたがゴワついていますね。
しかしiPhoneがどうと言うより、これはVoigtländerの描写力がえげつない。
夜景の等倍表示でノイズ軽減なしでここまで描写されるんですね。


以上です!

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