見出し画像

大丈夫、私がダメになるときは、みんなも一緒にダメになる

二十代の時に、全く経済力もなかったし、世間も暗かった時に、結婚だの自宅の購入だのをいっぺんにした頃がある。大きな借金をして、将来の貯金もほぼなく、さて後は私が働くだけみたいなときに、気持ちを楽にしてくれた言葉がタイトルの言葉だ。私は、普通に大学を卒業し、普通に会社員になり、普通に結婚し、普通に家を買い、普通に子どもを作って、生活したかった。でも、この一つ一つのことが、当時は大変重かった。重かったから決断が必要だったが、何の根拠もなく突き進んだ。突き進むに当たって、用意したロジックである。

普通のことをやろうとしてもし、それがダメになるようなら、他の人も一緒にダメになる。日本全体で同じ世代が全員ダメになるんなら、そりゃ一緒にダメになっておけばみんな助かるでしょう、という理論である。

みんな一緒に、「住宅ローン払えませんでした」「子どもを育てる教育費が出ません」みたいになると、建築業が成り立たなくなるし、教育作業もできなくなるし、生活できる人がいなくなれば経済がぶっ壊れる。だから、そんときは、そんときでしょ。社会で解決せざるをえなくなるから、結果大丈夫でしょ。という考え方だ。

ここから先は

1,138字

■orangeitems's diaryとは 2017年から運営しているブログです。2023年12月…

スタンダードプラン

¥300 / 月

プラチナプラン

¥1,000 / 月

いつも読んで頂きありがとうございます。 これからもよろしくお願いします。