見出し画像

noteだから言えること

6年もブログをやってnoteに移ったらどう?、という感想を書いておこう。orangeitems's diaryという個人ブログnoteのメンバーシップに昨年末移した。始めてからもう10日くらい経った。いろいろな不安はあったが、順調にスタートできている。

月300円、という費用を頂いて毎日記事を投稿するスタイル。これまで毎日やってきたことと代わりがないようで、変化に満ちていた。この変化自体が価値につながるので言葉にしておく。

確実にこれまでと違うのは、課金してでも読みたい、という人に対してだけ書けばいいこと。無料ブログでの日々は、言葉が難しいが、悪意のようなものとの戦いもあった。どうしてこの記事をそういうふうに解釈する?と言うレスポンスもちょくちょくあったし、それに対してレスポンスすると相手の思うつぼなので、一切しなかった。一方で支持してくれる人もたくさんいてありがたかったが、その指示は見えにくかった。共感したとしても、わざわざ「その通りですね!」とは言わないものね。だから、孤立無援な感じをずっと持っていて、それでいてアクセスは来るみたいな状態で、なかなか続けることに大変さがあった。

具体的で強い意味の言葉を使うと、「そうではない!」って反応が返ってくるのはわかっていたので、抽象的な表現を心がけた。それがいい方向に行っていた時期もあるけれど、やっぱり言いたいことはまっすぐ言いたい。フラストレーションのようなものを常に抱えていた。

またいわゆる「報酬」がWeb広告に握られていたということも、個人発信の意図とはズレることが多くなっていた。なんだかんだで見られればいい、の世界だったから、大衆がより刺激的な話の方が報酬が上がる。でも、そんなことがやりたいのだろうか。私は自分の思考が、誰かの生きる役に立ちたい、ということで続けているのに、やらなければいけないのはバズること。それで、まだWeb広告で結果が出ているうちはいいが、で無くなったらじゃあ何のためにやっていくのか、ということが宙ぶらりんになった。

もともとの目的に立ち返ったときに、過去の経験から思い出したのがnoteのメンバーシップだった。もう、6年もやっていれば私のブログに習慣的に通っていただいている方もいらっしゃるだろうから、ダイレクトに報酬を頂いて続けることはどうだろうか、と。かつ、負担が大きすぎると継続できないので、最もバランスがいい月額は・・ということで考えて設定したのが月300円だった。一日10円だから納得価格。また、あまりにも合わないと言うことであれば退会もできるので、目的と手段が一致する。また、毎日続けていくことで過去記事にアクセスできることも財産になる。

もともと6年間、毎日更新し続けられるという実績があるので、信頼は他人よりも得ているだろう、ということで色々な検討課題がクリアされて、始まったのが、新しいorangeitems's diaryである。後、価値を強化するために、過去に書いた40本ほどの有料記事読み放題も付けておいた。

記事を10くらい書いて思ったのだが、やはり言いたいことがいいやすくなっている。あえて読みに来ていただいている方に直接話ができているように思うので、変に抽象化しないで説明できるのは良い。例えば、駅前で演説していたのが、会議室で決まったメンバーに話しているぐらいの差がある。

バズを気にせずに話題を選べるのもいい。本当に思っていることを毎日書くのなら、得意なのだ。いつも何か考えているから。

また、文章自体がWeb広告に邪魔されないということが、かなり読み手のユーザーインターフェースに対して良い効果をあげている。集中力を乱すもんね。そりゃ、民放で見るよりNHKで見る方がみやすいもんね。

あらゆる意味で表現の幅は広がった。Web広告の世界が終わったと信じられるくらいの状況のもと、それでも個人発信のプラットフォームがあることに感謝しつつ、毎日また、記事を積み重ねていきたい。

この記事が参加している募集

noteでよかったこと

noteのつづけ方

いつも読んで頂きありがとうございます。 これからもよろしくお願いします。