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不妊治療日記32~11w1d・2回目の妊婦検診~

先日、11週目に入り、2回目の妊婦検診に行ってきた。大きさも心拍も問題なし。
今回も、生きていてくれて、ありがとう。

担当の先生から紹介状をもらったので、近いうちに、別の病院に出生前診断を受けに行く予定。

つわりがやんわりと続いていて、相変わらず食欲は減退気味。夕方以降は、特に気分が悪いので、夕食後は自室のベッドで仰向けになっていることが多い。
夜に少し仕事をしたいと思うことも多いのだけれど、つわりが始まってからは、全然できていない。無理すれば出来そうだけど、余程デッドラインぎりぎりの仕事でない限りは、今は自分の体を安静にすることを優先したい。

体重は、妊娠前よりも1キロくらい減った状態。つわりが明けたら、食欲が爆発して太ってしまいそうなので、毎朝の体重測定を怠らず、「1か月にプラス1キロ」くらいでなんとかとどめておきたい。
次は2週間後にまた検診。

年齢のせいか、不妊治療を一通り経験したからなのか、妊娠したからといって、全く浮足立った気持ちにはならず、「まだ油断できない。流産するかも。」とか、「出生前診断で悪い結果が出たときのことを想定しておかないと」とか、どちらかというと、楽しみよりも不安要素のことばかり、考えてしまう。

不安と付き合っていく覚悟はできているので、別にそれはそれでいいのだけれど、先日、地元の助産師会の会長をつとめる方に、ハッとするようなことを言われた。
「赤ちゃんの力を、信じましょうね」と言われた。
その発想は、私にはなかった。
まだ4センチ程度の小さい生き物かもしれないけど、赤ちゃんにはもうちゃんと心臓もあるし、手足も動かしている。
赤ちゃんは、私の不安など関係なく、自分の意思でちゃんと生まれてこようとしているんだよな、という当たり前のことに考えが及んでいなかった。

思い返せば、両親はずっと私のことを信じてくれて、育ててくれた。
本当にすごいと思う。
自分も母親になるわけなので、「子どもを信じる」ということが、できるようにならないといけない。
まだ外の世界に出てきていないかもしれないけど、もうお腹の中の子は、自分の「子ども」なのだから、信じてあげたいと思う。