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「現状⇒刺激⇒結果」を1セットにする


エキスパートな支援者の報告を聴いていると、
事例の置かれた状況や表情が、
リアルに、そして生々しく伝わってくる。

抽象度の高い難しい言葉を使うことなく、平易な言葉で、
自分が感じたことを、「そのまま」に伝えてくる。
そこにはある種の原則があるような気がする...。

「現状⇒刺激⇒結果」...の「流れ」を語ること。

事象(現状)だけ...、刺激(支援)だけ、結果だけ、
という報告では「流れ」がつかめない。

何が(現状)、どうしたら(支援)、そうなった(結果)のか。
「流れ」を伝えることができれば、事例のリアリティーが増す。

聴き手が頭の中で事例をイメージするときには、
必ず「流れ」を追っている。
「流れ」を追っているから、事例の「変化」が理解できる。

だから、事例提供する際は、
「聴き手に優しい報告」を意識すると良い。

けれど、事例提供に慣れていないと、テンパってしまう。
聴き手のことなど考える余裕がない。

そういう人は、上述したこれを自分の意識化に置いて、
何度も反復練習すればよい。
事例提供に抵抗を感じている人は特に、
自ら手を挙げて事例提供することを心がけてみてほしい。

...ただし、「質の良い事例検討会」を選ぶこと。
ここを見誤ると、「2度と事例は出したくない!」
となってしまうので、事例検討の場は慎重に選ぶようにしたい。


冒頭の画像は、emik_sgrさんのものをお借りしています。
ありがとうございます。