Optim's -pt(オプティムズ プロジェクト)

代表:上原 久(うえはら ひさし) ◆見立てを深めるための事例検討会、◆事例から学ぶグ…

Optim's -pt(オプティムズ プロジェクト)

代表:上原 久(うえはら ひさし) ◆見立てを深めるための事例検討会、◆事例から学ぶグループスーパービジョン、◆事例に焦点化した個別スーパービジョンなどを主宰。https://opt-pt.mystrikingly.com/

最近の記事

スーパービジョン特別クラス

見立てを深めるための事例検討会の「次のステップ」として、 SV-特別クラスを行うことになった。 スーパービジョンに関する研修は多いものの、 「SVができる人」が排出されていない実情がある。 1-2回の研修を受けてSVができるようになる…というのは非現実的だ。 昨年から「SV-特別クラス」を行っているが、 今年は少しだけバージョンアップして、 トレーニングに軸足を置いたプログラムを考えた。 参加者は、既にバイザーの技量がある人、 バイザーを本気で目指す人を選定。 ここで大

    • 対象者理解に必要な基本的知識

      「対象者理解に必要な知識はそれほど多くない」 ...というのが私の持論。 多くなればなるほど、思考がまとまらない・混乱する…からである。 事例検討会に参加する人たちは、必要な知識を共有しておきたい。 その方が、合理的かつ効果的な対象者理解を深めることができる ...と考えるからだ。 これらの認識がない事例検討会では... ・質問をあてるべき焦点が散らばりすぎる ・そのため、意味のない質問が繰り返される ・提供される情報が「事例提供者の思い込み」になる ・ゆえに、対象者理

      • レディネス

        例えば、足し算や引き算を知らない子どもに、 「掛け算」を教えることはない。 「足す」という概念と「引く」という概念を理解していなければ、 「かける」という概念の理解には至らないからだ。 「足す」と「引く」の概念が備わっている状態を指して、 レディネス(準備性)という。 レディネスとは、「学ぶ側の準備性」を表現することばである。 小学校で教える「足し算」や「引き算」の場合、 レディネスのバラツキはそれほど大きくならない。 しかし、社会人になるとレディネスの「個人差」は 大

        • 見立てを深めるための事例検討会 in 徳島

          ご案内はこちら… 20240601-イン徳島【案内】.pdf (strikinglycdn.com) ◆研修概要◆  開催日時:2024年6月1日(土) 9:30-15:30  開催会場:アスティとくしま 第5会議室(ときわプラザ)  参加定員:20名前後(少人数でじっくり学びます)  参加条件:年齢35歳以上かつ実務経験7年以上  研修内容:事例検討会・ミニ講義「見立てに必要な知識と思考」  参加費:9,000円(参加者には事前学習メルマガを配信します)  研修講師:Op

          SV-特別クラスを行います

          「スーパービジョン!」と称する研修が多い割に、 「SVできる人が排出されている...」とは言い難い。 そんな実情に挑戦しようとするのが、Optim's-ptが行うSV-特別クラス。 「バイザー養成」を目的とした学び(講義・トレーニング・実践)に主軸を置いたクラスです。 正統派のバイザーを目指したい方は、ぜひお申し込みください。 --研修概要----------------------------------------- ①開催日:  ★Zoom;6/15、8/17、11

          「見立てを深めるための事例検討会 in 名古屋」

           「腕を磨きたければ、質の高い事例検討会に何度も参加することです」。これは、私の師匠が生前に遺した言葉です。質の高い事例検討は、多くの学びを与えてくれます。司会進行の技術や事例提供の手法はもちろん、事例理解を深めるための「思考の道筋」、「効果的な質問」の方法。 あるいはまた、参加者の相互刺激による「ひらめきの連鎖」など、あなたが「知りたい」と思うことや、それ以上の学びを与えてくれるものです。  個別面接の技術を高めたい方、対象者理解のコツをつかみたい方、司会進行の技術を磨き

          「見立てを深めるための事例検討会 in 名古屋」

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          龍雲寺の精進料理

          SV-特別クラス 研修後記

            2023年12月17日の「SV-特別クラス」は初めての試み。通常の見立ての研修とは「一味違った質感」を感じる内容だった。  提供される事例は、一見すると「いつもと変わらない事例」だった。 が、検討する視点を変えると見え方が変わる。これもまた面白い体験だ。 「SV-特別クラス」は、事例の意味や価値を見出す過程の最後の部分を表現しようとする試みだったが、研修を振り返る中でもう1つ甘さがあったことに気が付いた。来年は、その点を表現することに目標を置いてみよう。  参加者の

          見立ての事例検討会-研修後記

           2023年、7月、9月、12月と「見立てを深めるための事例検討会in名古屋」を開催した。久々の集合研修。懐かしい顔ぶれに会うことができた。  この研修の最大の良さは、超ベテラン陣が謙虚に学ぼうとする姿勢を体感できることにあると思う。 地域に行くとそうはいかない。虚勢を張る人、乗りの軽い人、読みの浅い人、上から目線の人…そういう人が必ずいる。それが「地域」という場所かもしれない。  日ごろの喧騒から離れて謙虚に事例に向かい合う…。そんな場所を持っていることは、とても大切な

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          龍雲寺の夏-2023

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          金澤翔子作 般若心経

          見立てを深めるための事例検討会 in 名古屋

          今回は研修のご案内です。 下記の会場で「見立ての事例検討会(ミニ講義含む)」を行います。 コロナ明けの集合型研修会です。大いに盛り上げていきましょう。 【名古屋会場】 ◆テーマ:「事例を深く理解するために…事例提供・参加・司会の技術」 事例検討会における対象者理解は、事例提供者・参加者・司会者それぞれが、技術を駆使して行われるもの。 しかしその「技術」は、未整理のまま行われているのが実情です。 個別支援にも、事例検討会にも、「あなたの個性」は不可欠な要素。 「個性を生かし

          見立てを深めるための事例検討会 in 名古屋

          「現状⇒刺激⇒結果」を1セットにする

          エキスパートな支援者の報告を聴いていると、 事例の置かれた状況や表情が、 リアルに、そして生々しく伝わってくる。 抽象度の高い難しい言葉を使うことなく、平易な言葉で、 自分が感じたことを、「そのまま」に伝えてくる。 そこにはある種の原則があるような気がする...。 「現状⇒刺激⇒結果」...の「流れ」を語ること。 事象(現状)だけ...、刺激(支援)だけ、結果だけ、 という報告では「流れ」がつかめない。 何が(現状)、どうしたら(支援)、そうなった(結果)のか。 「流

          「現状⇒刺激⇒結果」を1セットにする