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対象者理解に必要な基本的知識

「対象者理解に必要な知識はそれほど多くない」
...というのが私の持論。
多くなればなるほど、思考がまとまらない・混乱する…からである。

事例検討会に参加する人たちは、必要な知識を共有しておきたい。
その方が、合理的かつ効果的な対象者理解を深めることができる
...と考えるからだ。

これらの認識がない事例検討会では...

・質問をあてるべき焦点が散らばりすぎる
・そのため、意味のない質問が繰り返される
・提供される情報が「事例提供者の思い込み」になる
・ゆえに、対象者理解が深まらない
・さらに、思考分散が続く…

経験値に頼る知識は、「我流」と呼ばれるもの。
我流の知識は、個々の「経験の質」が異なるため、
人によって大きく異なる。

異なる経験に基づく異なる結果は、当然バラバラ。
これでは生産的な議論は深まるわけがない。
だから、ある程度共通する知識を参加者が共有
しておく必要がある。

では、対象者理解に必要な基本的知識とは、
いったいどのようなものだろう…。

次回以降の記事で、順次説明していく。