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事業を創るダブルダイヤモンド思考

この記事を読めば「事業を創るためのフレームワーク」を完璧に理解できます。

こちらと合わせて関連記事の「クリエイティブスキルでビジネスを創る」を読まれることをオススメします。

それでは始めていきます。

■ダブルダイヤモンド思考とは?

まずあなたの目の前に「課題」があるとします。

あなたならその課題に対してどのようにアプローチしていきますか?

今回は「ダブルダイヤモンド思考」を用いて「課題に対してどのようにアプローチしていくのか?」を解説していきます。

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まず考えるべきことは「何が課題を解決するのか?(WHAT)」です。

「何で・何が(WHAT)」を 先に考えることが重要です。

「どのように課題を解決するか?(HOW)」はその後からです。

課題に対して「何が課題を解決するか?(What)」のアイデアをひたすら拡散していきます。とにかく数を出しましょう。(拡散)

次にそのアイデアを収束させて「1番ベストなアイデア」を絞り出します。(収束)

ここで「何をするか?(WHAT)」が決まりました。

その後に「それをどうやってするか?(HOW)」のアイデアを拡散させていきます。(拡散)

そして最終的に「どうやるのがベストか?」の案まで収束さてていきます。(収束)

この「拡散」と「収束」の思考を繰り返していくとこのようになります。

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人の思考は「アイデアを出して選ぶ」「拡散してから収束」することで最も整理されます。

またこのアプローチ方法は、プレゼンテーションの流れにも応用できます。

これがダブルダイヤモンド思考です。

【ダブルダイヤモンド思考】
1.  「何が課題を解決するか?」を拡散・発見
2.  「何がベストなアイデアか?」を定義付け
3.  「どのように実行するのか?」を拡散・発見
4. 「どのような実行案がベストか?」を定義付け

■デザインシンキングの定義

実際に「ダブルダイヤモンド思考」を使ってみましょう。

「不安」「不満」「不経済」など、世の中の『不』はどこにでもあります。

例えば「人とぶつかる」「遠い」「嫌なニオイ」全てそれは「不」に当てはまります。

その「不」を先ほどの「ダブルダイヤモンド思考」に入れるだけで、ビジネスを作ることができます。

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ここで「ダブルダイヤモンド思考」と合わせて理解しておきたいフレームワークを紹介します。

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1. まず「同じように共通して様々な人が感じている『不』は何か?」を考え出します。(共感)

2. 共通点を見出したら次に「この『不』に対して何が課題なのかを定義」します。(課題定義)

3. 定義の後は「その課題をどのように解決するかを発想」を広げます。(発想)

4. 発想を広げたら次に「その解決策を試作・試行」して市場に出してみます。(試作)

5. 最後にその「試作・試行を検証」します。(検証)

例を挙げてこの話の理解を深めていきます。

■実例:ワインの『不』について

今回の例は「ワインの『不』」についてです。

それでは「ワインの『不』」「共感」から考えを出していきます。

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何人かから共感を集めて「ワインの『不』」を拡散してこうした声が上がっているとします。

「何故ワインを1人で飲めないのか?」「何故ワインは高いのか?」「何故ワインは飲み比べできないのか?」

その答えは「ワインはボトル売りされているから」です。

ワイン業界の常識としてこのようなことがあります。

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「ワインは空気に触れると酸化劣化するため」ワインにはコルクがつき、さらにボトル売りになっています。

そこでこの課題定義は「ワインは空気に触れると酸化劣化する」になります。

どのようにこの課題を解決するか?

「ボトルを開けずにワインが飲みたい」という業界破壊の発想が出てきます。

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このようなことが可能でしょうか?

まずは発想を形にして試作を作ってみます!

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そして実際にできたのがこちらです。

CORAVIN (コラヴァン) コルクを抜かずにワインが注げる

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検証をする理由は「市場からフィードバックをもらう為」「売り上げ事例を上げる為」です。

このコラヴァンの発明により「ワインをグラスで買える」ようになり「ワインを安く買える」「高級ワインでも飲み比べができる」様になりました。

これによりワイン業界のボトル売りの常識は破壊され、新しい販売方法が定義されました。

これが「デザインシンキングの流れ」になります。

「何が共通して『不』なのかを」ぜひ周りの人と話してみて下さい。

そしてその課題を定義して、どの様に解決するか話し合ってみて下さい。

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■まとめ

・事業を作るためのフレームワーク
・ダブルダイヤモンド思考
・「何で・何が(WHAT)」を 先に考える
・「拡散」と「収束」の思考
・世の中の『不』はどこにでもある。

・「共感」「課題定義」「発想」「試作」「検証」
・デザインの定義は「今あるものを破壊して、新しいものを定義すること」

ここまでで、「事業を創るダブルダイヤモンド思考」は以上です!
MUPカレッジで学んだ内容のアウトプットです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!

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