クリエイティブスキルでビジネスを創る
今回は「クリエイティブスキルでビジネスを創る方法」を理解していきます。
これを理解することで「競合との差別化」ができ「ビジネスに付加価値」をつけることできます。
それでは始めていきます。
■必要なのは概念の破壊と再定義
「ビジネスのデザインスキル」を理解する上の例として「ピカソ・ゴッホの売れた絵画の作品数の話」をします。
ピカソは「非現実的な絵は絵画ではないという概念」を破壊し「彼の絵は価値があると認識させること」に成功しました。
それにより生涯7万点ほどの作品を販売しました。
ピカソは自身の書いた作品を「絵画」としてでなく「ワインのラベルの絵」として世に広めました。
貴族が買うワインのラベルに自分の絵を付け、そこから世の中に自分の絵を認めさせたのです。
ビジネスのデザインスキルとは「今ある概念を破壊して、新しいものを定義すること」をいいます。
■「クリティカルスキル」と「クリエイティブスキル」
いったん頭の中で椅子を思い浮かべてみて下さい。
あなたはどちらの椅子が思い浮かんだでしょうか?
ほとんどの方は、左側の椅子が思い浮かんだかと思います。
一方で、「デザイン思考」「クリエイティビティ」がある方が想像するのは右側の椅子です。
右側の椅子には「座る+くつろぐ」といった具合に「座る+α」が付け足されています。
使用用途・状況・課題に対して「付加価値をつけた発見」がなされています。
ここで「クリティカルスキル」と「クリエイティブスキル」の違いを理解します。
①「クリティカルスキル」=物事を解決する
➡︎座る場所がない
➡︎座る場所を提供する(左側の椅子)
②「クリエイティブスキル」=物事を発見する
➡︎座る場所がない
➡︎くつろげる場所を提供する(右側の椅子)
■「クリティカルスキル」と「クリエイティブスキル」の違い
「クリティカルスキル」と「クリエイティブスキル」をより詳細に理解していきます。
「クリティカルスキル」は「状況から判断して解決する」スキルです。
「今ある事実から答えを出すクリティカルスキル」だけでは、ビジネスで通用しません。
今後に必要なのは「クリエイティブスキル」です。
「クリエイティブスキル」は「状況から発見してアイデアを出す」スキルです。
「お年寄りが多い」なら「身体が冷える方が多い」かもしれないから「暖かい椅子」を置く。
「待ち時間が長い」なら「ずっと座るのは大変」だから「寝れる様なソファベッド」を置く。
「いつも混んでいる」なら「みんなが座れる」様に「長い椅子」を置く。
今のビジネスで必要とされるのは、こうした「クリエイティブスキル」です。
これまでは「目の前の課題を解決する」ことでビジネスが成立していましたが、これからは「目の前の課題解決+α」が最重要です。
クリティカルスキルは「左脳」、クリエイティブスキルは「右脳」と呼ばれています。
「左脳」は「ベストな判断」をするために収束 の役割をしています。
「右脳」は「どういう解決策があるか」の想像を広げる役割をしています。
このように「クリティカルスキル」と「クリエイティブスキル」は科学的にも違いが立証されています。
次回はこの「クリティカルスキル」と「クリエイティブスキル」を使った、「事業を創るダブルダイヤモンド思考」について書いていきます。
■まとめ
・「デザインスキル」はマーケティングの最重要項目
・デザインとは「今あるものを破壊し、新しいものを定義すること」
・「クリティカルスキル」は状況から判断して解決する
・「クリエイティブスキル」は状況から発見してアイデアを出す
・これから必要なのは「目の前の課題解決+α」
・今のビジネスで必要とされるのは「クリエイティブスキル」
ここまでで、「ビジネスでのデザインスキルとは?」は以上です!
次回は「事業を創るダブルダイヤモンド思考」
MUPカレッジで学んだ内容のアウトプットです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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