はじめに:自己表現を残していくこと
笠原稔也(かさはら としや)です。
40歳になった今日(2024年7月3日)
からnoteをはじめることにしました。
何モノか?
笠原稔也 Toshiya kasahara
森のようなひとり事業家:
本当に大切なことを大切にする生き方の探求と共創をする
株式会社Optimum Lifeのひとり社長。
オンラインと森ではたらく主夫 :
都内で畑付きのエコアパートに妻子と暮らし、「本当に大切なこと」を大切にする生き方の探求と実践のために、生ごみコンポストや協生農法を試みながら家事と育児を生業としている。
【経歴】
新卒で脳神経外科の急性期病院で理学療法士としてリハビリテーションに従事。自分より年下の担当患者の死をきっかけに、ある「問い」をもつようになる。医療/介護保険適応外の自費診療のクリニックやリハビリセンター、ヨガインストラクター、ピラティストレーナーのフリーランスを経て、2015年に株式会社Optimum Lifeを創設。
健康教育、ヘルスコーチングから事業をはじめ、健康器具の開発、健康経営の研修講師をする傍ら、脳卒中後遺症をもつ方の心身ケアをしてきた。
現在は、「事業構想とセルフケア」「リトリート企画運営」「心身ケア」を事業の枝として活動している。
【資格・技能】
・理学療法士
・公認心理師
・パーマカルチャーデザイナー
・ヨガインストラクター/実践者
・ピラティストレーナー
書きはじめることを決めたきっかけ
書きはじめることを決めたきっかけは、
TEDx talksでボーダレスジャパン田口さんの
『人生の価値は、何を得るかではなく、何を残すかにある』という言葉。
心に刺さった…。
そして、もし今日死んでしまうとしたら、
自分は妻や息子、世の中になにを残せるのか?
と考えみた。
先日、妻には
「同僚に『旦那さん、何の仕事をしているの?』と聞かれて、なんて答えたらいいかわからなかった。ウェルネス?健康についてのコンサルとか、リトリートつくったりしてるって答えたよ。」
と言われた。
うん。間違ってはいないんだけど、合っているとも言えない。
自分でも、自分の仕事を説明するのには時間がかかるし、
What(やっているコト)だけを説明してしまうと、本当に大切なことが伝わらない。
思想や価値観、考えていることや経験からの学び、気づき
そこに基づいて今やっている事業や仕事、関係性は都度説明するのは難しい。でも、その時のスクリーンショットとして、書き綴ることはできる。
妻や息子、世の中に価値のあるものを残せるかどうかはわからないし、
価値の有無を決めるのはぼくではない。
ぼくは一般的に「常識」や「普通」とされる道ではない経歴を歩み、ライフスタンス/スタイルを持ち、考え方をしているらしい(そう言われた)。
それを残してみよう。
自己表現として残したものが、ぼくがどんなことを考え生きて死んでいったかを妻や息子に知ってもらえることになると思うし、それが世の中の何か/誰かの役に立つことなのだとしたら、それは嬉しい。
綴る旅路、はじめてみます。
根底にある「問い」
「健康とはなにか?」
これが、今の自分の生きかた・働きかたの根底にある問い。
ぼくがまだ理学療法士として病院で働いていた時、ある患者さんを担当した。彼は18歳の大学生だった。先天性脳動脈奇形から脳出血を発症し、救急搬送・リハビリテーション病院を経て、外来でぼくが担当をした。
片麻痺は中等度で当初は歩くことがやっとだったけど、若さ故か、回復がとても早く、すぐに大学に復帰し、3ヶ月ほどで自転車にも乗れるようになった。リハビリも順調で「来週で外来リハビリを終わりにしよう」と話していた矢先、来週を待たずに脳出血を再発し救急搬送された。
症状は、意識障害、高次脳機能障害、重度片麻痺。幸いにも命は助かり、早期リハビリをはじめたのの、すぐに再々出血。昏睡、人工呼吸器管理。
数日のうちに何度も脳出血を繰り返し、18歳のいのちは終わりを告げた。
吐きそうになるほどの後悔。
自分が何かをしたところで、何かが変わったわけではないと思う。それでも後悔せずにはいられなかった。
「脳出血を再発させない方法はなかったのか?」
当時のぼくの知識では、脳出血を予防するためには、血圧を過剰にあげないことは1つの重要な要因であることをしっていた。
血圧を上げないためには、
・塩分を控える
・感情の起伏を抑える
・激しい運動をしない
これをもっと徹底すればよかったのではないか...
そう思った時に、同時に疑問が生まれた。
塩分の少ない食事にしてもらい、感情が揺れ動かないように慎ましく過ごしてもらい、走るような激しい運動をしないように指導をする。
あれ、これを徹底する人生って本当に幸せなのか?
そして、これが幸せじゃないんだとしたら、
今自分が学び、伝えている医療、リハビリ、予防医学が目指す
健康ってなに…?
月日が経ち、少しずつ生活は日常に戻っていっても
あのときの後悔の感情と生まれた問いはなくならずにいた。
あれから約10年、この問いを探求し続け、今でこそ自分の中では1つの答えらしきものをもっている。でもそれは、ぼくの価値観であって、真理でもなければ、普遍的なものでもない。
だからこそ、個人的には探求と実践を続けるし、
時間を共にして、対話をして、価値観を共有して
関わる人の健康に伴奏したい。
綴っていきたいこと
こんな問いをもって、10年以上の探求と実践をしています。
探求のプロセスの中で、今は、
森のようなひとり事業家/オンラインと森で働く主夫という生き方をしていて、事業を営んでいます。
「健康とはなにか?」という問いの答えを探していたら
気がつくと森にいました。
森に辿り着くまで、身体の健康を知るために
医学、解剖・生理学、比較解剖学を学び、ヨガ・ピラティスを実践し、
身体だけではなく心の学びも必要だと思い、心理学、コーチング、カウンセリング、幸福学、身体心理学、ヨガ哲学を学びました。
でも、人は一人で生きているわけではなく、他者と生きているのだから、
コミュニケーションや組織、関係性を知る必要もあるし、生きていくためには働かなければならないから、マネジメントや経営もしらないといけない。
関わる人だけではなく、社会のことや、今まで人がどのように健康や幸せを捉えていたかも知らなければいけないから、社会学、人類学も…
みたいに、探求し続けたら
あるご縁をきっかけに自然の営み(森)にたどり着いたんです。
人が健康であるためには、個人をどうにかしようとしてなんとかなるものではないことに気づき、自然と人、社会の関係性を見直し、自然が数億年と営んできた営みやシステムそのものやそこからの気づきを取り入れていく必要があるとぼくは思っています。
そのための、日々の気づきや思考、読書の私見、育児からの気づき、時にはまとめたものを綴っていきたいと思います。
なにか、関心や共感するところがあったら、また読んでくれたら嬉しいです。
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