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230億男から学んだ行動指南者


cis氏をご存知ですか。
デイトレで230億稼いだ日本の最強個人投資家です。
一撃19億のツイートで話題になった人。
そんな人が2018年に出した本『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』の感想を綴る。

この本はお金稼ぎをするための本と位置づけされている。
実際、手法染みたものも軽く書いている。

しかし、僕はこの本を、投資本ではなく
人生の行動指南書と思った。

お金稼ぎ=人の欲求、ということは哲学的なものを感じて当然なのかもしれない。

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僕がcis氏から学んだ3つの行動指針
①重要なことは負けないこと
②悪口の利用法
③今ある優位性に張る


①重要なことは負けないこと

重要 なのは 損 を し ない こと では なく、 大きな 損 を し ない こと。
大 ケガ だけは し ない よう に する、 という 方針 で 僕 は 今 の 資産 を 築い た。


社会人として大ケガとは何か。
それは不信負債を積もらせて関係を破綻すること。

大ケガしない予防として
礼儀、礼節がそれにあたるのではないかと思った。

挨拶をしてるから出世するとは限らない。
しかし、破綻せず維持しているとチャンスが来るかもしれない。

テニスのプロプレーヤーは自分からスマッシュを決めようとせず、相手のミスを誘うようにプレーする。じっとチャンスを待つ。

そう考えると、ストア派の哲学も人として勝ちの哲学ではなく、負けない哲学という捉え方もできる。

勝つ方法より、負けない方法を意識するよう行動指針が変わった。
人として成功する前に大きな失敗をしないようにしよう。

②悪口の利用法

需給 が いびつ で 値動き が 激しい やつ は、 デイトレ には 絶好 の 素材 に なる。


株では値動きが激しいことをボラティリティ(価格の変動性)が激しいという。
ボラが激しいと下がってる分、上げ幅が取れる可能性がある。
これは感情でも使えるのではないか、そう思った。

ここで実体験の話をひとつ。
掃除をしない部下Bさんに対して、上司のAさんが「何度言ってもBは掃除をしないな」と僕に愚痴ってきた。
この本を読んでる最中だった僕はAさんがボラッてる!!チャンスだ!と思い、AさんとBさんを観察した。
・Aさんは掃除をする、しないが人の評価基準として大きい
・Aさんは月、水、金の決まった時間に掃除する
・BさんはAさんを舐めているので言うことを聞かない。

左心房に住む内なる豊臣秀吉がニヤリと笑う。
①Aさんが掃除するタイミングで僕も掃除する
→オポポはしっかり掃除するなと褒められた(1ニヤリ)
②Aさんが掃除しないタイミングにBさんを掃除に誘って一緒にする。
③AさんにBさんが掃除してたことを報告(2ニヤリ)
④BさんにAさんが褒めていたことを報告(3ニヤリ)
⑤AさんとBさんが共に掃除をするところを見た(4ニヤリ)

この時の僕の秀吉ムーブは気色悪すぎる。
人の感情が揺らいでる時はピンチでもありチャンスかもよ。
悪口も時には利用できることを学んだ。

③今ある優位性に張る

僕は優位性という言葉が好きである。
可能性という言葉もあるが優位性という言葉には
仮説と決心の意味も含んでいると勝手に思っている。
後、俯瞰して冷静に見れている感じがある。
あ、これはチャンスかも!でも待てよ、優位性はどうだ?
みたいなイメージ。
優位性を意識して行動してるうちに無意識でしていた無駄な行動にも気付くことができた。

「時価総額がトヨタを越えたOPOPOグループHDですが、意識されていたことは何ですか?」
「いや、今ある自分達の優位性にbetし続けた結果です。」

とか言っていみたいね~。嘘です。


ーまとめーーーーーーーーーーーー

この本をこんな読み方してる変態は僕くらいだと思う。
もちろん株をしてる人は多く学べる。
結論、

人生は勝ち負けではなく、正しい決断を下すゲームである。

以上です。


賢くプレイすればするほど、運が良くなる。
– Mark Pilarski

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