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#16 OPEN AIR LAB活動5周年記念学術シンポジウム「共感、教育、自然」

こんにちは。
OPEN AIR LAB学芸員の松本です!

帝京科学大学フィールドミュージアムOPEN AIR LABは今年を活動開始して5周年となりました。そこで5周年を記念して「共感、教育、自然」をテーマにシンポジウムを開催します。Zoomミーティングによるオンライン配信です。多くの皆様にご参加いただきたいと思っています。

開催概要

日程:7月20日(土)13:30~17:00
会場:Zoomミーティング
参加費:無料
対象:シンポジウムの内容に興味のある方、Zoomの視聴ができる方
申込:下記リンクのPeatixイベントページから申請してください

開催趣旨

フィールドミュージアムOPEN AIR LABは「自然との共生」を理念として活動しています。ここでいう「自然」には、環境、植物・動物・細菌、のような「外の自然」だけでなく、私たち自身に備わる「内なる自然」も含まれます。それは例えば、身体、欲求、知性、感情、病、性、老、死、などです。本シンポジウムの基調講演者である山極壽一さんは、近著「共感革命」で、人間の共同体の構築と維持を可能にする「共感」が、言語の関与により、戦争を引き起こす原因にもなることを指摘されています。同じく、基調講演者である河合香吏さんは、その多様な研究展開の中心に、五感によって感得される物理的実体としての「身体」を常に置いてこられました。「共感」と「身体」は、どちらも私たちの「内なる自然」です。本シンポジウムでは、お二人とともに、新しい時代の「教育」を「内なる自然との共生」の観点から議論したいと考えています。

基調講演者

本シンポジウムでは開催趣旨の通り、2人の先生を基調講演者としてお招きしています。

山極壽一(やまぎわ じゅいち)

総合地球環境学研究所所長 京都大学前総長
京都大学理学部卒業、理学博士(京都大学)、専門は人類進化論。屋久島で野生ニホンザル、アフリカ各地で野生ゴリラの社会生態学的研究を行う。日本霊長類学会会長、国際霊長類学会会長、日本学術会議会長など歴任。南方熊楠賞、アカデミア賞受賞。著書:「人生で大事なことはみんなゴリラから教わった」「スマホを捨てたい子どもたち-野生に学ぶ『未知の時代』の生き方」「共感革命-社交する人類の進化と未来」「森の声、ゴリラの目-人類の本質を未来につなぐ」など

河合 香吏(かわい かおり)

東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授
北海道大学文学部卒業、博士(理学)(京都大学)、専門は生態人類学。ケニアやウガンダで生態人類学的研究を行う。著書・編書:「野の医療 牧畜民チャムスの身体世界」「生きる場の人類学 土地と自然の認識・実践・表象過程」「集団 人類社会の進化」「関わる・認める」など

ディスカッション

基調講演後には、山極先生と河合先生のお二人と、冲永学長(本学学長)、西條先生(本学作業療法学科学科長)、藪田先生(OPEN AIR LAB館長)の3名で「共感、教育、自然」のテーマのもとディスカッションしていただきます。また、後半の時間には質疑応答も予定しています。

おわりに

OPEN AIR LABとしては初めての周年記念イベントです。今まで以上に「自然との共生」の学びの場となるように準備をしております。「共感、教育、自然」というキーワードに少しでも興味のある方、特に教育関係者(中学、高校、大学)の方にはぜひご参加いただきたいと思っています。

皆様のご参加をお待ちしております。

▼お申込み

最後までお読みいただき、ありがとうございました!




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