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怖がりの7歳
怖いと言うことが増えた
最近、暗いところを怖がるようになったうちの子。
生まれてからずっとこの家で暮らしているにも関わらず、家の中でも暗いのがだめみたいで。
そして、お風呂も寝るのも怖がる。
少々面倒なときもあるけど(ごめん!)、これも成長かな、と思う。
こんなときが恐怖の対象
基本的に家の中が真っ暗ということはないのだけど、少しの明かりでは納得できず、私がついていても階段で明かりをつけたがる。
そして、明るくても脱衣所でひとりで取り残されるのは嫌みたいでバタバタと着替えている。
寝る前も、怖い夢を見るからと言って、楽しい話をせがんでくる。
きちんと恐怖を感じるのも成長の過程
私にも確かにそんな時期があった。
何だかよく分からないけれど、慣れ親しんだ場所でも暗闇や一人ということが怖かった。
しかし、その時期がおとなになるまでずっと続くわけではない。
たぶん、これも成長の過程。
だから私には「大丈夫だよ」と声かけをすることしかできないのだが、どうやらそれでは満足できないらしい。
きっと、彼の中ではいろんな認識がつながって、それが恐怖の対象になっている。
今までだったら母親が大丈夫と言ったら大丈夫だっただろうけど、それでは解決されない恐怖があることを理解してしまったのかもしれない。
いろいろ状況を派生させて考えられるようになったから
きっと、暗闇は暗いことが怖いのではなくて、暗くて見えないことが怖いのだ。
何かがいるのかいないのか(いない確率がほぼ100%なのだけど)分からない、とか。
ひとりにされたら、何か起こったらどうしよう、誰かがいてくれなくちゃ怖い想像がどんどん膨らんでくる、とか。
怖い夢を見るのが怖いから目を閉じるのが怖い、自分だけではやっぱり怖いことばかり考えてしまうから、誰かに楽しい話をしてもらって、脳内を満たして眠りにつきたい、とか。
いろいろなことを想像できるようになったからこそ、恐怖が生み出されている。
そんな気がしている。
恐怖に付き合うということ
適度に付き合ってあげたいと思う。
私はあまりこの恐怖を周りに伝えられなかったような気がする。
それはとても寂しいことだった。
本当は私の気持ちを知ってほしかった。
でも、何となく私の気持ちを否定されるかもしれないと思うと、私の気持ちを軽んじられるかもしれないと思うと、口に出せなかった。
だから、必要なときにはその恐怖に寄り添いたい。
怖いときには怖いと、不安なときには不安だと言える、それが許される経験をさせてあげたい。
大丈夫、いつかきっと大丈夫になるときがくることを私は知っているから。
この面倒な時間さえかけがえのないものかとしれない
毎日眠るときに楽しい話を聞かせるのは、正直大変だ。
作り話をすることもあれば、休日の予定を話すこともある。
でも、こうしてこの子と過ごすことも、きっと後に私の思い出になるし、この瞬間はあとからは取り戻せない貴重な時間かもしれないと思っている。
次のステージへ上るための期間かも
今、この時期にこんなことが起こるの?ということが子育ての中にはあり得る。
でも、それはもしかしたらほんのひとときのことなのかもしれない(もちろん長期戦かもしれないけれど)。
ちょっと足踏みしたり、時には逆戻りしたような気がしてしまうかもしれないけれど、これはきっと次の成長へのしゃがみ込みなんだと信じて見守っていようと思う。
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