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答辞(桐朋高校78期(2024年卒))に心打たれた話

あなたも読んでみませんか?

とにかく一度、読んでみてほしいのです。
それは何かというと、X(旧Twitter)でも話題になっている桐朋高等学校の卒業式で読まれた答辞です。
義務教育を修了した彼らが、初めて足を踏み入れた高等教育機関で何を学んだのか、何を得たのかという問いに十分値する答辞でした。
この答辞を読んだなら、きっと学び続けることを迷わなくなると思います。

X(Twitter)で話題になっていました

X(Twitter)では、教養の高さ、比喩や引用の上手さ、構成のすばらしさ、言葉選びのセンスの良さ、そして知性と感情の巧妙なバランス加減、このような言葉で賛美されています。
そして、多くの方がそれぞれに印象に残ったフレーズがあったようです。

この答辞に心が動かない人はいないはず

私自身も、この答辞を読んだときには非常に驚きました。
これは、高校の卒業式で読まれる答辞のレベルをはるかに超越しているのではないかと思ったからです。
普段私の書いている文章が恥ずかしくなるくらいです。
そして今も恥を忍んで書いています。

最初から最後まで文章に貫かれる「風」というキーワード。
そして、彼らが送った学園生活が組み込まれ、そこには当然のごとくコロナ禍を始めとする社会情勢、先生からの学びも含まれています。
そして、特別な出来事から普段の自分たちの在り様まで、自分ごとの目線ではありつつも、冷静に的確に言葉を選んで綴られています。
でも、なぜかこの答辞を聞いている(読んでいる)側は確実に心を揺さぶられるでしょう。

この答辞は内容も素晴らしいだけでなく、ある仕掛けも隠されているらしいです

この答辞に出て来る出来事は、当たり前ですが学園生活で共有されてきたことでしょうし、例えに用いられている人物や事柄も多くの人が知っていることです。
しかし、現実のことと自分たちが得たことを適切に結び付け、表現するさまがとても巧みなのです。
そして、この答辞の中には、卒業生や担任団の先生方の氏名から1文字ずつ組み込まれているそうです。
答辞というのは、当日の式で読まれるだけでその役目を終えることが多いはずです。
でも、「聞いてもらう」ことだけでなく、後々「読んでもらう」ことも踏まえて書いているのですからもう脱帽です。

答辞を読んでみたい方はこちらへ

学校のホームページにこの答辞は掲載されています。
リンクを貼っておきますのでぜひ読んでみてください。

これはもしかしてご本人?
(もし違ったらごめんなさい。でも、♡していただいてありがとうございます!)


この感動は一言では表せない

私が、一番心を打たれたところをご紹介しようと思ったのですが、選べないほど、文章全体の流れまで含めて素敵な答辞でした。
彼らが、「学び」とはどういうことなのか、そして自分たちがどんな存在になり得るのかということを自覚できた高校生活を送ることができたことが伝わってきました。
私もまた『永久の学びを志向する』者であること、そして私がおこす風もまた『曖昧な他者を融合させ誰かの「そうぞう」の一助』となると信じることをやめずに進んでいきたいと思います。

あなたの感想もぜひ教えてください

実際に答辞を読んでみたら、X(旧Twitter)でもnoteのコメント欄でもいいので、その感想を言葉にしてみませんか?
言葉にすることで、この答辞を読んだときの感覚や気持ちが強くあなたの中に刻み込まれていくことになると思います。


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