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海水魚飼育への道 創世記編 1

昔、子供のころ、いとこたちと出かけた千葉の海での磯遊びが物凄く面白かった思い出があります。
潮の引いた岩場でバケツを片手にカニや小さな魚を追いかけて捕まえていく遊びです。
いとこ同士で協力し合って狭い水たまりの中にいる魚を追い詰めて、頑張って採ろうとしたけれど結局採れなくて、でもキャーキャーいいながら採った何かを海辺で待っている親に見せに行くのが嬉しくて…
当時採ったカニは家まで持って帰ることはできませんでしたが、小さい頃の強烈な思い出は、ずっと私の心の中に残っていました。

さて、月日は経ち、私自身も結婚し子供を持つ身となりました。
子供が生まれたら楽しいことをたくさん体験させてあげたいと思っていた私は夏の旅行の最終日に「磯遊び」を入れてみたいという提案を夫に話し、ここぞとばかり磯遊びの魅力について語りました!すると彼もすっかりその気になってくれて、子供の人生初の磯遊びの日程があっさり決まったのです。

ここからは親の準備です。
なにしろ小さい子供に危ないことがあってはいけない、しかも何かが採れて楽しかったという体験になって欲しい、その両方の思いからネットで調べて必要なグッズを購入していきました。
まずは足元。ビーチサンダルで濡れた岩場を歩くのは怪我の恐れがあるので、それに適した履物を用意。
子供用も含めてクロックスの靴を3足購入。
大人は良いにしても子供は波にさらわれてしまっては危ないのでライフガード。
そしてできるだけ目の細かい小さな網を2つと大きな網を2つ。バケツの小さいのと大きいのを一個ずつ。

買い物は以上でOK。あとは日程です。潮が大きく引いている時間帯と日にちを調べました。それに合わせて旅行の場所と日程を決めるので、なかなか難易度の高い作業です。それでも奇跡的に親の休みと適切な時間帯、良さそうな場所と宿も決まりました。

これで当日の天候さえ悪くなければ、子供が生まれる前から計画していた(といっても過言ではない)磯遊びが決行できるのです。

つづく



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