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夫不在の土曜日に思うこと

「職場に行ってくるわ」

そう言ったのは、今日の午前10時30分だったろうか。

夫は仕事の山場を迎えているため定時には帰ってくるものの、子どもたちが寝るギリギリまで仕事をし、子どもと一緒に就寝している。

そして、午前3~4時に起床。

そこから、出勤まで仕事をしていた。

しかし、〆切までの出来が危ぶまれているようで、冒頭の発言をしてきた。

私も、ライターに転身してから、何度も夫の助けを借りてきた。だから、お互いさま。
快く送り出したものの、ワンオペは超久しぶりで。

土曜日だから、4歳の息子と6歳の娘が家にいる。

久しぶりに余裕のない1日を送った。
仕事をしていても、お構いなしのママコール。

学習イスが届いた娘は、ママの仕事など関係ないようで組み立てたいと主張。

「うんちした。オムツかえて」

突如として発生する、息子のオムツ交換。

お風呂プールをしたら、すべてのボディーソープを出して遊ぶ息子。咎めたら、中から鍵を閉めて臨戦体制に。その後は、びしょ濡れのままリビングに出てきて、私の怒りも頂点に達する。

余計な仕事を増やさないでくれと……。

いつもなら夫と半々で対応しているけど、1人だとこんなに大変なのか。久しぶりだから忘れてた。これって幸せな証拠だ。

仕事にならないので、仕事は早々に諦めて、寝室で読書していると息子も乱入。

今度はリビングに移動して椅子に座ると、

「おひざにすわる」

と、息子が金魚のフンのごとく、ついてまわる。

1人になる時間はトイレのみ。

しかし、トイレに入っていても、ドアを叩かれて出るよう催促される。私に1人時間はない。

今日は、何度、わが家に雷が落ちただろう。
夕立に連動していたかのように、私自身も帯電しっぱなしだった。

子どもたちがYouTubeを楽しんでいるとき、寝室のベッドに寝転ぶ。しばしの休憩タイムに、昨日会った先輩の言葉が蘇ってきた。

「4歳と6歳か!うらやましいよ。俺も、そのころに戻りたいな。子どもたちを抱っこしたいよ」

先輩は高校2年生から、下は小学5年生の3兄弟のパパなのだ。

子どもたちが同じように成長したら、私を頼ることも少ないだろうな。

今は日々、精いっぱいで

「早く成長してくれ」
「1人にしれてくれ」

と願ってしまうけど、子どもたちが成長したら淋しくなるのだろうか。

そのときに後悔しないように、今はできることをしているつもり。でも、自分を押さえつけてまで、家族のために我慢しないように気をつけている。

自分の機嫌が悪くなると、子どもたちに波及してしまう。疎ましく思ってしまうのだ。

どんなにカワイイ子どもたちでも、距離は必要だ。平日の疲れが溜まっているのは親も同じ。

だから、私は決めている。
先に自分、後に家族や友人の順番だと。

夫の不在や、先輩との再会から気づいた新たな展開。今は、なすがままに受け入れて、自分を大切に過ごします。

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