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大人の階段

つい先ほどのこと。

娘が寝る前に、自分で電動鼻吸い器を使って、詰まった鼻水を取り除いていた。

こんなことは初めて!

子供は親の予想のナナメ上をいく。
しかも、そのスピードは格段に速い。

なぜこんなにも驚いているかというと、娘は大の音嫌いだったから。

2歳くらいまでは、異様に掃除機を怖がっていた。そのため、誰かと別部屋に避難するか、娘が不在のときにしか掃除機をかけられなかった。

工事現場も大嫌いだった。
音がうるさくて昼寝から目覚めてしまうので、隣の家のエクステリアの作業を中断してもらったこともある。母は強しだ。

シンガポールに移住したときは、夜中の雷雨に悩まされた。熱帯のスコールはものすごく激しいのだ。日本の比ではない。
その音に気づき、大泣きされたこともあったっけ。明け方まで寝なくて、母子ともにヘロヘロになったのもいい思い出。

他にもこんなことがあった。
シンガポールの住宅は、住人が変わるたびにリノベーションをする文化があった。その音がやたら響くのだ。しかも上下の階だと尋常ではない爆音なのである。

その工事時間が娘の昼寝と重なったときには、阿鼻叫喚の様相であった。懐かしい…(白目)

音エピソードには事欠かない娘も、今では自分で鼻吸い器を使いこなすのだから驚いてしまう。

鼻吸いのノズルを鼻の穴に入れるだけでなく、器用に角度を調整して鼻水を吸わせているではないか。

娘の成長はそれだけに止まらない。

最近は、9時前には1人でベッドに入り、1人で寝ている。

朝7時20分になると、こどもちゃれんじを自発的に解いている。

朝出かけるときはドア前で別れて、1人で学校まで行っている。

学童2日目から、お友達と下校すると言い出した。

どんどん変化のスピードは上がっている。
人は環境によって育つのは本当だった。
娘が体現してくれている。

では、私はどの環境を選ぼうか?

想像を超えた成長をするには、レベルが高くて居心地が悪いところに身を置くのがよい。
そんなことを聞いた。

安心から変化へ。
私もまた成長のスピードを加速させたくなっている。

娘の背中が教えてくれた。
変化は楽しいよってね。

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