見出し画像

お悔やみ言葉のマナーについて

今回は、ご遺族へのご挨拶のマナー「お悔み言葉」についてです
 
突然の訃報の知らせを受け、お通夜・お葬式でご遺族に何と声を掛けたらいいのか。
非日常な場所と場面だけに、不意にかけた言葉が遺族を傷つけたり不快な気持ちにさせしまう等の負担にならないよう、お悔み言葉のマナーをお話いたします。
 

 

◆3つのポイント◆

今回はお悔みの言葉について、3つのポイントを公開します
1、かける言葉は極力短く簡潔にお悔やみを伝える事!
2、不意に言ってしまうかもしれない『忌み言葉』に気を付ける!
3、絶対遺族に聞いてはいけないこと!
以上の三つです。

かける言葉は極力短く簡潔にお悔やみを伝える事


今でこそ家族葬が増えてはいますが、お通夜・お葬式の時はたくさんの方がお参りに訪れます。長くお話をすればそれが、かえってご遺族に負担を掛けることになってしまいますので、たくさん人がいらっしゃる時には短い言葉で遺族への思いやりをお伝えください。
一般的なご挨拶としては
「この度はご愁傷さまです。心よりお悔やみを申し上げます。」
と言った言葉が良く使われます。 この『ご愁傷』には『心の傷を憂える』「心配していますよ」という意味です。
次に『お悔やみ申し上げます』この『お悔み』とは人が亡くなったことへ対する残念な気持ちです。この二つを合わせ「死を悲しみ、遺族に寄り添った言葉」となります。

不意に言ってしまうかもしれない『忌み言葉』


お悔みの言葉のマナーで最も大切な事が忌み言葉を使わないことです。
よく聞くもので言えばくれぐれも等の『重ね言葉』引き続き等の『続くことを連想させる言葉
死ぬ等の『直接的な生死に関わる表現』などは忌み言葉となります。
 
こういった言葉を使われる際であれば、言い換えるようにし
くれぐれも」であれば「どうぞや、十分に」
引き続き」であれば「これからも
死ぬ」であれば「ご逝去」といったように直接的な表現をしないよう心がけましょう。
 
この他にも宗教・宗派によって使ってはいけない言葉もあります。
例えば「冥福」「成仏」「往生」と言った言葉は仏教用語になるためそれ以外の宗教の場合はマナー違反となります。
よく聞く「ご冥福をお祈り申し上げます。」
この「冥福」には仏教の考えであり、あの世への旅路を終えて故人が無事成仏することを願った言葉なので、生死観の違うキリスト教や神道、仏教の中でも浄土真宗では適していないため
言い換えるようにすれば
「哀悼の意を表します」
「安らかなお眠りをお祈りいたします。」

と言った表現に変えましょう。
 

最後のポイント絶対遺族には聞いてはいけないこと!


この聞いてはいけないこととは亡くなった原因・死因を聞くことです。
亡くなったことだけしか聞いていない場合、死因が気になるかもしれませんが、聞かれたご遺族や関係者の方が故人の死因を思い返し傷つけてしまうことになるので、絶対にタブーです。
 
様子がわからないから何と声を掛ければいいのかご不安であれば
「この度はご愁傷さまでした。心からお悔やみを申し上げます。」とお伝えください。
  
 
◆まとめ◆
 以上がお悔み言葉のマナー気を付ける3つのポイントになります。
最も大切な事は相手を思い労わることです。
ただその中でも気を付けるべきマナーがあるのも事実です。親しき中にも礼儀ありです。
こういった言葉のマナーはご遺族を思いやる気持ちから生まれたものです。マナーを守り失礼にならないようお悔みの気持ちを伝えてください。

◆プレゼント◆


記事を読んでいただいた方に大田葬祭特製エンディングノートをプレゼントさせていただいてます。
エンディングノートをご希望の方は大田葬祭公式LINEに登録をして、メッセージをお送りください。

Instagramもやっていますので、見ていただけると嬉しいです!

https://www.instagram.com/otasousai/

最後まで御覧いただき、ありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?