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社長!退職するから退職金ちょうだい!

「終身雇用はもう維持できない」

会社に入ったら、その会社で定年まで働くことが、今までの日本では当たり前のように行われていた。いわゆる『終身雇用』である。
しかし、「働き方改革」により、働き方が多様化し、雇用の流動化が進んでいる今では、ずっと同じ会社で働くことの方が、珍しいように感じる。

冒頭の言葉は、経団連の会長のものです。
これは、企業側から見た発言であるけれども、働く側からみても、同じ会社で働くのは、デメリットの方が多いように思う。

たとえば、次のようなリスクがある。
・倒産   (外的要因での業績悪化)
・解雇   (業績悪化により、人員整理)
・人間関係 (上司や同僚との関係) などなど・・・

まずは、自分で生きていくことのできる”スキル”を身につけることが大切である。注意したいのは、その会社で身につけたスキルはその会社でしか通用しないものが多く、他では使い物にならない ということだ。
なので、普段からそのことを意識することで、他に行っても通用するスキルが身に付くと思う。

で、本題の「退職金ちょうだい」の件ですが、退職金の支給は会社の義務ではない。 
もちろん退職金を支払う旨、就業規則や労働契約等で定めたなら、支払わなければならないが、そのような定めをするかしないかは、会社側の自由である。 ただし、いったん定めをしたら、従業員の同意が無ければ、会社が勝手に退職金制度を無くすことはできない。

ということで、「社長!退職金ちょうだい」に対する答えは、
就業規則や労働契約等の定めにより、「うちには退職金はないよ」か「わかったよ。」になります。

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