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ダンスの楽しさはダンスを習っていない友達から教えてもらった

出会ってからずっと影響を受けている友達がいる。
今の自分の暮らしを振り返ってみると彼女の影響がいろいろなところにあることがわかる。

私は今趣味でダンスを習っているのだが、それも彼女の影響である。ちなみに彼女はダンスはやっていない。(おそらく今まで習ったりしたこともないし、今も習っていない)
アボカドに醤油をかけて食べるのも彼女の実家でご馳走していただいたときに知ってハマった食べ方だし、ガルボ(お菓子)の美味しさも彼女に教えてもらった。
今では一人でも頻繁に見に行くようになった劇団四季も彼女が「アラジン」に誘ってくれて観劇したのがきっかけ。

彼女は大学時代の友達である。今でも唯一定期的に会う友達です。
彼女の実家は世田谷区。私立の中高一貫校の女子校を卒業し、大学もエスカレーター式で入学。私は北関東の田舎で公立の中高を経て一般受験をしてその大学に入学。彼女とは大学のバンドサークルで出会った。

これだけ見ると、全く育った環境の違うふたりだけど、大学生時代の青春を一緒に過ごし、今でも度々連絡をくれる。大学卒業後10年は軽く経っていますが今も一緒にカラオケでオタ活をしています。大学生だった当時はふたりでRADWIMPSにハマっていた。

なぜダンスを習っていない彼女から影響を受け、私がダンスをはじめたかというと、きっかけはカラオケである。
大学生の時にバンドサークルに所属していた私たちは、毎日のようにカラオケに行っていた。(暇さえあればカラオケに行くという習慣はバンドサークル内の文化のようなものだった)
当時、いつも遊んでいるグループの中でPerfumeの「シークレットシークレット」が流行っていた。カラオケでMVを見れるアーティストって当時(2010年くらい)は結構限られてたよね。PerfumeはMVが入っている数少ないアーティストのうちのひとつだった。
そこで、何の気なしにシークレットシークレットの振り付けを踊り始めたのが彼女だった。

全身で完璧に踊るというほどではなく、軽い手振りくらいだったけど、私にとっては「曲に合わせて踊る」ということ自体が生活の中に1ミリも存在しなかったため、その姿はとても新鮮だった。周りにいた他の友達もそうだったのかもしれない、カラオケでシークレットシークレットに合わせて踊るというのが私たちの中でしばらく流行った。

その影響で曲に合わせて踊ることの楽しさに目覚めた私は、いつの間にかバンドサークルでAKB48のコピーをしたときの振り付け指導担当(?)になっていた。
その頃は好きなダンス動画を見てひとりでコピーして楽しんでいるくらいで、習ったこともなかったしましてや人に教えるなんて全然できなかったけど、みんなで衣装も揃えて、ライブ当日はとても楽しかったのを覚えている。
大学を卒業し約8年後、私は満を持してダンスを習い始めた。そして今に至る。
体が死ぬほど硬いので、小さいころからダンスを習っていたかった…と思うほどに、今は踊ることが楽しいです。(うまく踊れているかどうかは別としますが。。。)

ダンスを習い始めたことを母に話した時、「昔から踊るの上手だったもんねぇ(幼稚園くらいのお遊戯会の話だけど)。ダンス教室があれば習わせようと思ったけど近くになかったんだよね」と言われた。田舎に住んでいたことをちょっとだけ呪った。

話が逸れてしまったけど、大袈裟じゃなく、この子に出会わなければ今いろんなことを楽しんでいる私はいないと思ったりする。
そういう意味で人との出会いってすごく面白いですね。

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