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J1リーグ第5節 セレッソ大阪VS川崎フロンターレ マッチレビュー

こんにちは。おかです。
試合日は2年前に卒業した大学の卒業式がありました。毎年、大物ゲストが来るのですが、今回は本田圭佑さんだったのでいいなあと思いながら試合見てました。大学時代は、麻雀・ボーリング・ダーツ・ビリヤードに空いた時間はサッカー見て、バイトして、飲み会行って、彼女と遊んでと適当な大学生時代を過ごしてました。知らん間に社会人3年目を迎えます。時が経つのが早いなと思いながら、マッチレビューをつらつらと書いております。学生のみなさんは楽しい時間は今しかないので、僕のマッチレビューなんか閉じて、遊びに出かけましょう。SNSなんか見る時間より誰かと会うことの方が何倍も価値があります。
まあそんなことはどうでもよくて、今節の振り返りをしていきましょう。

※事象をピックアップして書いているため、記載できていない内容は多々あります。

第5節のセレッソ


スタメン

セレッソは前節の鳥栖戦からスタメンとサブはそのままで今節を戦いました。

的を絞れない守備

今回は守備から振り返ってみましょう。

パスの受け口が多い川崎

セレッソは序盤、川崎のCBに対してプレスをかけてボールを奪う守備を行っていました。川崎はアンカー位置にシミッチ、その斜め後ろに山根・橘田や状況に応じてチャナティップや家長が中盤に位置取りをします。徳真や奥埜も加藤・香川に合わせて前へのプレスを行いたいのですが、先ほど挙げた川崎の選手が至る所に顔を出すため、行ききれない状況でした。現に毎熊が「守備に関しては、今節は自分たちの狙い通りに奪うシーンがあまりなかったです。前から行くときと、ブロックを固めるとき、どちらにせよ、自分たちから取りにいくことが自分たちのスタイルだと思うので、こういう相手でも、自分たちの強みを出せるようにしていかないといけない。」とコメントしていることから、前から奪いに行く形がなかなか出来ないことが分かります。

あえてCBにボールを持たせる守備

前半途中からのセレッソ

先ほど、挙げたように前に出ると中盤の人数差でパスを通されるセレッソは前線2トップのハイプレスは止ました。全体的にコンパクトになり、中央へのパスコースを加藤・香川から制限をし、「出来るだけ中は通させない!外ならまだいい!」に変えました。しかしながら、川崎は中央がダメなら外から攻めるといった形でマルシーニョと家長や山根がチャンスメイクしました。
セレッソは前からの守備は0になったというわけではありません。ポイントは2つ。1つ目はCBのボールの置き所がサイドラインに向かって運び出した瞬間。2つ目はキーパーへのバックパス時。川崎はパスサッカーを主体とさせながら、GKの足元はそこまで重要視していません。チョン ソンリョンは正確なキックは得意ではないのでプレスに行く対象となっているイメージでした。

川崎の単調なクロス

守備に関してもう一つ。川崎はこの試合で何度もクロスをあげましたが単調なクロスが多かった印象です。単調なクロスとは何かと、シンプルに言うならば「ディフェンスしやすいクロス」です。サイドを深くえぐることはマルシーニョはありましたが、それ以外はあまりなく、セレッソのディフェンスはボールと相手を視野の中に捉えた状態でクロス対応を行うことが出来たのでクロスからの失点はあまり無いだろうなと見てました。
プロの選手でも、ボールと選手を視野の中で捉えた状態でクロス対応は難しいです。第2節のアビスパ福岡戦の決勝点が主な例です。今節でも加藤のフリーな状態でのヘディングや鳥栖戦のヘディングゴールがこれらに当たります。

やりたいビルドアップと出来ないビルドアップ

川崎は4-2-4・4-4-2ぽく守る

川崎はセレッソのビルドアップ時に最終ラインを少し高く設定し、山田・
チャナティップ
をトップに残す4-2-4や4-4-2形式で守りました。川崎はCBにボールを持たれるのは構わないけど、徳真へパスが通されるのは嫌いました。そして一番はジンヒョンからのパスを防ぐことが狙いです。川崎はコンパクトに守りつつ、セレッソの最終ラインに過度なプレッシャーをかけないため、ジンヒョンがいつも行うパスを出す要素を消していたと考えれます。(コンパクトに守るためパスを出す空間がない)
しかし、セレッソは左サイドから攻略の糸口を見つけます。家長が中盤に顔を出す香川をケアし、山根は中央に流れる為田が気になる。ここでフリーになっているのが山中です。前半の多くのチャンスは山中がフリーの状態から生まれたものです。
また、香川・徳真・奥埜がお互いの立ち位置を見ながらポジションを変えることで前進できるケースもありました。毎熊も橘田やシミッチの脇を狙いボールを受けるシーンも見受けられました。

後半からは川崎もプレッシャーをかける場面が増え、ボールを保持する時間が減ってしまったのですが・・・

香川不在時の戦い方

私は前節の鳥栖戦のマッチレビューで以下のことを書きました。
香川の役割を上門・北野で表現できるのかは気になるところです。一番出来そうなのは原川ですが(清武が怪我のため)。香川が出られない場合の試合展開を見てみたいですね。
この心配が的中することになりました。

香川→上門

香川と上門はタイプは異なります。香川・為田・山中が各ポジションを取りながら行っていた事が一気に崩れていたイメージです。「香川加入前はうまく出来ていただろう!」と思う方もいるかもしれませんが、今回は後半の疲れている時間帯や、チーム内で共有しきれない原則があったのかなと思います。左サイドは全体的高く、右サイドは前半と似たようなことをやりたいということでピッチ内で乖離が生まれていた印象です。また為田からカピシャーバにメンバーチェンジしましたが、カピシャーバも為田より気が利く選手ではないので特に何も変わらないまま試合終了しました。ここで言いたいのは選手が悪いということではないです。香川が不在時に同じことをやらせるのかor香川不在時は違う形を準備するのかを決めることが重要です。

ラインブレイクする動き

今のセレッソは後ろから繋ぐ形を明確にしている段階です。ここで気になるのはラインブレイカーの存在です。ラインブレイクとは「スルーパスなどに合わせて相手の最終ラインの裏に抜け出すことです」毎熊は斜めの動きで何度か狙う瞬間がありますが、それ以外の選手はあまりないです。今のセレッソは裏抜けする動きが少ないので、守備者は体が前を向いた状態かつ重心が前の状態で対応する(人間が一番普通に出来る動き)シンプルな動きで守ることが出来ます。新潟はこのラインブレイクの使い分けがうまいです。相手の重心が前のときは1人は裏をつくことで容易に突っ込めない状況を作り出しています。
実際に72分の毎熊の決定機はこれに当たります。
正直、カメラの画角に入っていないのでトップの動きは分からない部分も多いですが裏へのパスがあまりないので、このような問題があるのかなという印象です。

まとめ

去年の土台に+α香川はいいと思います。その先はまだまだ成長途中かなと思います。例えば、右は毎熊ではなくクルークス・や中原にしてサイドをピン留めさせてみるといった案を使うとか前線のオフザボールのバリエーションを増やすなど追加している要素はまだまだあると考えます。
審判にPK取ってもらえない点や逆に救われた点などいろいろありますが、単純に自分たちでゲームを決めきればいい話です。
ルヴァンカップの京都・FC東京戦以外は全てゴール裏で観戦するので腹の底から声を出して選手を応援したいと思います!!まずはダービー絶対勝利を祈って1週間乗り切りましょう。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

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