見出し画像

J1リーグ第14節 セレッソ大阪 VS 湘南ベルマーレ マッチレビュー

どうも、おかです。
現地観戦の方はお疲れ様です。今節は、攻撃や守備において自分たちのペースで試合を運ぶことができ、今シーズンで1番の試合だったのではないでしょうか。

※事象をピックアップして書いているため、記載できていない内容は多々あります。

第14節のセレッソ


https://soccer.yahoo.co.jp/jleague/category/j1/game/2023052003/summary?gk=2
スタメン

セレッソは前節から同じメンバーで今節に臨みました。

相手に前進する隙を与えないセレッソ

守備時

セレッソはフォーメーション上は4-4-2ですが、守備の時は4-2-1-3のような形で相手の前進を妨害します。

4-4-2の状態で守備を実行した場合に湘南は3バックですので、空いている1人のところから前進されてしまいます。前節の京都戦から変えてきたポイントの1つです。

相手の3バックに対して、FWの1人とサイドハーフの為田・クルークスが残りの3バックに圧力をかけます。残りのFWは湘南のアンカーへのパスコースを封じます。残りの後ろの選手もマンマーク気味に守備をします。

結果的にロングボールを多用してしまった湘南はボールを回収することが出来ず、セレッソボールになるケースが多かった印象です。

ちなみにですが、2トップが前に出ながらアンカーを消すプレスの方法もありました。

無理をしないセレッソ

湘南はハイプレス・ハイラインで守備をすることがあります。
現在Jリーグではポゼッションを主体とするチームが多いです。しかしながら、細かい部分を詰めていないチームが多いので、ハイプレスは有効的です。去年のセレッソはそういったところを詰めてショートカウンターを実施しました。形は違えど、去年のセレッソと今年の湘南は近しいとこはあります。

対して、セレッソは難しいなら相手の逆手を取れ!!と言わんばかりのサッカーを披露しました。相手が前から来るなら、後ろの空いてるスペースがあるので、長いボールを使うことで3バックの脇を使うことを選択しました。

毎熊が導く攻撃パターンの1つ

前進パターンの1つで毎熊がサイドに張りきらず、内側のコースを取ることで複数選択肢を持つ状態がありました。
相手DFがそこまで食いついて来ないので、大外に張っているクルークスや内側の奥埜・香川へのパスやドリブルで前進など、毎熊のポジションやプレー選択によって進むことができました。

やはりこれはクルークスを起用していることが大きく影響しています。

サイドハーフが張ると

前回のマッチレビューでも述べましたが、右サイドにクルークス・中原が使われている方が攻撃はスムーズに進みます。https://note.com/ooo_waa/n/n7f71fda97e7a

前回のマッチレビュー

前回のマッチレビューではサイドにクルークスや中原を起用すると相手の幅を広げることができることを紹介しました。今節もそれらを活かしながら攻撃を進めました。
今回もクルークスがいることによって生まれる攻撃パターンを紹介します。

後半10分40秒

後半の立ち上がり、山中から大きなサイドチェンジによって逆サイドに張っているクルークスにボールが渡ります。結果的にはクルークスがファールをもらいましたが、今年のセレッソではあまり見ることがなかった展開です。

毎熊が起用されていた場合

普段の毎熊が起用されていた際は毎熊も内側に入るので、こういった場面は生まれてこなかったです。陸が幅を取るシーンも場合によってはあるのですが、クルークスほど有効打ではないです。

人が動くスピードよりボールが速いのは当たり前なので、相手の守備の剥がし方としてはとても有効です。
今回の対湘南だけではなく、どんなチームでも有効ですので、これからも見たい形の1つです。

5バックの共通認識

5バックになるとサポーター目線でも後ろで構えて守る!!という印象が強くなります。対してセレッソの選手は5バックだからといって消極的になるのではなく、簡単には前進させない意識を全員が持っています。

5-4-1で守ると1トップの上門の周りから前進されがちですが、カピシャーバや中原がプレッシャーをかけます。そこに付いていくようにボランチの徳真や奥埜、両SBも前で取る意識を持ちます。結果として、2点目を取ることができました。ピッチの11人が同じ意識の中でプレーが出来ていると感じました。

まとめ

何度も言っていますが、小菊監督は守備の構築は素晴らしいと感じています。どんなスポーツでさえ、失点が0であれば負けることはないです。結果としてここ2戦はクリーンシートで抑えているので、守備が安定しているのかなと感じています。

攻撃面では相手の土俵に立って試合をするのではなく、相手がグーで来るなら、やんわりとしたパーで戦うことが出来ていると思います。完璧なパーでない理由はもっと複雑な戦い方があると感じているからです。

ここから先、上位に食いつくためにも残りの前半戦は全て勝利を期待したいです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


この記事が参加している募集

サッカーを語ろう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?