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無職の待ち状態に耐え切れず、筆を手に取る:新たな一歩に向かうための書き始め

前の会社を辞めて早3週間が経った。
厳密に言えば、退職日が3月31日というだけで
有給消化でまるまる休みだったから
体感としては50日ほどいわゆるニートな暮らしをしている。

有給消化中の1ヶ月は、今までお世話になった人と会ったり、仕事しているときに後回しにしていた「やりたいこと」をやってバタバタしていた。

もちろん退職を決めてから転職活動もそれなりにしていた。
転職エージェントに登録して、よくわからないなりに職務経歴書を書いて、言われるまま何となく気になる会社にぽちぽち応募。

書類選考は落ちまくり、オンライン面接では
定番の『結論から答える』がうまくできなくて
話してる間に何を聞かれているのか忘れて変な着地をしまくっていた。

そんな失敗を繰り返していても「転職活動進めていっていいのかな」と頭に薄もやがかかって進行感が出てこない。

そもそも勤務時間という拘束に疑問を持って辞めたのに(それ以外にも退職理由はあるけど)、また同じように規則が決められた場所で働くことに前向きになれないというところが大きかった。

それでも、エージェントとは別の求人サイトから応募していた会社2社から内定がもらえた。
そのどちらも、辞退するかどうか結構悩んだのは、エージェント経由での企業と違って
実績やスキルではなく、わたしの働く上での考え方を重視してくれていたから。

とくに1次面接をしてくれた現場の責任者の方々は、わたしの考え方に興味を持ってくれたように感じた。
だから、その人たちと働く自分がイメージできたところが大きいのだと思う。

結局、悩みに悩んでどちらも辞退したのだけど、なんとか社会で必要としてくれる所があるんだと思うと自信に繋がった。そうして一旦、転職活動は辞めることにした。それがちょうど3月末ごろのお話し。

4月になって、正真正銘の無職になったわたしがなぜそこまで不安を感じなかったかと言うと
前職の関係で、新しいプロジェクトに関わっていく話があったからなのである。

これから事業として作っていくという段階のため、いつそれがちゃんとした『仕事』になるかは未定だった。
それでも、なんとかカタチにしていけるだろうと思っていたから不安は全くなかった。

でも、4月に入って何か動き出さないとと思う気持ちとは裏腹に、何をしたらいいのかが分からない状態に陥ったのだ。
事業構築のメインブレインはわたしではないから、どうやって0から生み出していったらいいのかがわからないのである。

いま何をするべきなのか、聞かないと分からない。聞いてみても、そもそも既成の事業モデルではないから具体的な内容が返ってこない。

わたしは今まで、ルールや規則がわりと整備された環境で育ち、働いてきたので
その中での立ち回りはわりと容量よくやれてきて、それが自分の強みだとすら思っていた。

だからジャズの即興セッションは苦手なのだ。豊富な知識や経験から織りなされるアドリブ。
その場の空気やフィーリングに合わせて、そのジャンル以外にも、自分の中にあるさまざまなものを組み合わせて作り上げている。

誰かが決めたルールや世間のいわゆる常識に従って動いてきたわたしには、それができない。
ある程度の道筋や目指すゴールが見えて初めて、自分で考えて動かしていける、そんな感覚なのだ。

だから、無職状態で自分では動かすことができず、『待ち』の状態にあることがどんどん苦痛になってきた。頭を使わずに日々なにを成し遂げる訳もなく時間を浪費していく。


このままではダメだと思い、わたしは書くことにした。

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