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材料の選定編 巧技台リニューアルのお話 #7

オオニシ体育株式会社の渡邊駿介と申します。
前回の投稿からかなりお久しぶりになってしまいました。

というのも、1月~3月の年度末は弊社の繁忙期でもありまして、大変ありがたいことに製作から梱包、出荷などの通常業務に追われていました。(言い訳です)

そんな中Twitterアカウントの方では「巧技台を追加で購入しました」とのお声をいただく機会もあり、感謝の想いを持ちながら日々の業務に当たっていました。いつも大切にお使いいただきありがとうございます。

さて、本題の巧技台リニューアルですが前回までの記事ではリニューアルをするに至った経緯や、解決したい課題、コンセプトの決定などのお話をしていたと思います。

そして今回は、「自然」をコンセプトにした巧技台にしよう!という方針が決定した後のお話を報告したいと思います。

完成までの今後の流れはこのような感じです。

①材料の選定
 ・どの木材、塗料を使うのか

②配色、巧技台パーツ組み合わせの決定
 ・何色にするか、何種類の色なのかなどなど
 ・どのパーツを組み合わせるのか(どんなセット内容にするのか)

③試作品製作
 ・決まらない場合は②に戻る
 ・試作品をスタジオで使ってもらい観察

④デザイン決定

⑤専用パンフレット作成し販売

現在は②、③の間のところまで進んでいます。ようやく完成の目途もたち、夏ごろの完成を目指しています。


①材料の選定

ちなみに現在の巧技台で、無塗装の状態はこんな感じです。

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木の感じが良いですよね。

この状態から、塗装をしてゴムや金具などを取り付けていくという工程で製作しています。

このまま無塗装でも良いと思われるかもしれませんが、色のありなしに関わらず塗装を施す理由がちゃんとあるんです。

塗装することで得られる最大の利点として、木材の保護が挙げられます。特に遊具のように激しい接触のある木製品の場合は、通常よりも「汚れ」「ささくれ」「割れ」などが起きやすくなりますが、塗装はこれらを保護してくれます。

塗料にも「油性」や「水性」などたくさんの種類がありますので用途に合わせて選んでいくこととなります。

今回塗料を選定するにあたってこだわっているポイントは、色の種類が多く塗りやすいものということ。(なぜこのポイントなのかはまた後程)

色々探してみた結果、圧倒的に色数が多く、塗りやすいとされる水性塗料を取り扱っている塗料メーカーさんが見つかりました。

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↑その某大手塗料メーカーさんのアトリエです。一般家庭向けはもちろん、みなさんもご存じあの有名テーマパークに偽物の岩とか山とかありますよね?その塗料提供も手掛けているそうです。

そしてこのメーカーさんはホスピタルアート(病院でアートを取り入れる活動)の壁画塗装などで使用する塗料を提供しているメーカーさんでもありました。

今回のリニューアルプロジェクトのコンセプトにも共通していて、この企業さん事態にもとても興味を惹かれました。

そして調べてみるとなんとも偶然も偶然、このメーカーさんの所在地が弊社から徒歩10分くらいのところにあり、さらに創業から70年ほどということで一気に親近感がわきます。(今まで関わりがなかったのが不思議です)

すぐに連絡をしてご挨拶と今回の経緯を説明させていただき、快く塗料を提供いただけるとのことで今に至ります。

塗料の選定が概ね済んだところで次は配色などを検討していきます。ここはディレクターのチア・アートさんに全面的にご助言いただきます。


短いですが本日はこの辺りでいったん終わります!
続きは近日中にお伝えします!

オオニシ体育株式会社
渡邊駿介


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