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私感、日韓の近現代史(FBへのコメントから)

FBだけで繋がっている、畏怖すべき教養をお持ちの方の投稿へコメントしてみました。
自分のいつもの投稿以上に気を使い、事実関係を踏まえてわかりやすくと考えたそのコメントが以下のものです。
意見が割れる問題なので、noteにアップする判断はしばらく寝かせてからにしようとメモにコピペしておきそのままにしていましたが、陰謀を振り撒くつもりもないしということで公開してみようとなりました。
以下、そのコメントに最低限手を加えただけのものになります。


尹大統領は検察出身ですね。

反共の尖兵として、獄中で転向した岸信介らと共に、旧日本軍の手先だった連中が中心となった韓国の軍事独裁政権が民主化運動を弾圧したに際し、大きな役割を検察が持っていたことが前提としてまずあり、未だ光州事件の全貌が未解明なのはかつてと変わらぬ体質を持つ検察当局が再捜査を渋ってきたからなので、文在寅は検察改革を重要政策としました。
勝共連合を通して統一教会も深く関わる日韓(及び米国)の反民主化を志向する政治勢力の暗部にダイレクトにつながる問題です。

また、昨今の国際的な風潮では、安倍政権が決定し岸田政権も踏襲している主張の正統性は危ういものです。
今後この種の問題が噴出した時は日本は厳しい立場に立たされる可能性も大きいと見ています。

一番の問題は、日韓共に反共の尖兵として暗躍した連中の影響力が未だ隠然として残っていることでしょう。

政治的に鈍感で忘却した振りをしている日本側はともかく、文在寅のように現在進行で更なる民主化を求める人たちも多い韓国では、現政権が変わると「司法」による確定判決として再度取り上げられないという保証は実はありません。司法の独立を根拠にした真っ当な根拠があるため、一貫した民主化運動からの連続性が残る韓国政界では、この問題は単なる戦後処理以上のものであるとも言えるわけで、自国内で不人気な尹氏の次の大統領を考えると日本側の主張の正当性が疑いなしとはされない可能性は大でしょう。

元慰安婦や元徴用工の方々が寿命でお亡くなりになっていくとしても、民主化運動の闘士たちはまだまだ現役ですから。

何よりも、この問題で浮かび上がる日本国の反民主主義的な傾向を自力で解決できないという問題点が、自民党長期政権や極右政治家を許容する風潮の根源的な理由であり、近現代の日韓史を教えられず知らないまま育つ者が増える一方であることを踏まえれば、日本は韓国や台湾とは異なりむしろ中国や北朝鮮と同じ括りで国際政治において見られかねず、なぜそうなるのかわからない国民が虚しいバックラッシュを呈して暗黒に堕ちる将来像が見えるように思われます。
広島サミットにおいて、LGBTに対するバックラッシュは岸信介から安倍晋三に至る系譜の政治家たちに既に見られているのですから。

以上、全てご存じと思いますが敢えての問題提起としてコメントしてみました。
誤字脱字のみならず乱文も多くありますが、その点は陳謝いたします。

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