貴方も明日から活用しよう!正しい天気デッキの使い方!

さて。にじさんじライバーの配信を見るようになってから、耳慣れない単語に触れるようになった。

例えば、闇の授乳組織だとか、脱衣シーソーだとか、ほにゅ?だとか。これまでの人生では聞いたことのない、未知のワードである。全部アンジュ起源じゃねえかやってらんねえよなぁ。

その中に天気デッキというものがある。語源はカードゲームの戦法らしいのだが、それから派生して「天気の話題は誰とでもできるから、会話の苦手な人は天気の話をすれば大丈夫」というコミュニケーション戦法……らしい。が、この天気デッキはとてつもなく勝率が悪いようである。それはなぜか?今回はこの天気デッキの不調について、考えてみる落書きである。

〼天気デッキの前提条件

私は屋外の現場で日々働いている(詳しくは秘密)。そういう場所に身を置いていると、天気は第一の心配事である。雨が降れば雨対策の作業が必要だし、風が強ければ転倒や落下の事故に注意しなくてはならない。ぶっちゃけやめたい。筆で飯食いたい。

そんな環境で、天気の話を同僚へ振るのは有効だ。生死にも関わる情報だから、だれもが興味を持っている。この天気デッキは、話し手と受け手の両方が、天気に対して興味を持っている場合は有効だ。これが前提条件である。だが、ライバーの方々は、基本的にPCなどのインターフェースと向き合い、「室内で」配信をなさっているはずである。

室内でだ。天気どこだよ。みんな興味ないでしょ。

今の天気が良いのか悪いのかも、外出てないからよくわからんライバーもいらっしゃるとか。そんなライバーの中で天気へ並々ならぬ興味があるのは、それこそ現役農家の舞元さんくらいでなかろうか。(だからといって、舞元さんへ天気デッキが刺さるわけではない。おそらく)

つまり、天気デッキとは、対ライバーには著しく不向きであるのだコレ。とあるライバーさんがた(名前は伏せておこう。バレバレだけど)が、天気デッキで失敗している切り抜き動画を見たが、みなさん終始、天気に興味は全くなさそうであった。そら(部屋の中で仕事してるんやから)そう(話が弾まんようなる)よ。なんでインドアなライバーさんが、天気デッキという概念を起用したのか。割と謎である。

そういうわけで天気デッキの勝率の悪さの原因は、ライバーに天気の話題が刺さらないからではないか、と私は思う。天気デッキを、外回りの仕事人や、洗濯物を気にする主婦の方へ向けて使えば、それなりに効果的と思いませんか?僕は保証しませんけど。

〼そもそも論。デッキとは?

この天気デッキから派生し、温度デッキ、死生観デッキ、パンツデッキという亜種も現在確認されている。話の掴みやオチにこういったデッキを使うという発想は、わりと有用であると思う。が、あくまで起点づくりとしての補助的利用である。デッキで会話が弾むのか?というとまあそんなに広がらんだろう。デッキそのものが主眼となり、相手へ興味が向いていないからだ。

初対面の人と話すならば、見た目と礼儀をマトモに整えるだとか、不機嫌な顔をしないとか、相手との共通点を見出すとか、相手が話せる引き出しを見つけるとか、そういうふんわりとした経験則で勝負するしかない。別に私はそういうの得意でもないが。まずは相手に興味を向けて誠実に話せば、相手が常人なら綺麗な反応は帰ってくるはずである。……たぶん。変人ならわからんが。そこもまあ経験なのだろう。

……と、デッキで延々悩んでいたとあるライバーさんへ向けて、アドバイス的に落書きしておく。読むとも思いませんけど。

 最後に。今年の台風10号は歴代最強の10号だと聞いて、落ち着かない私である。というのも、台風の中で仕事していた時、ビルから外れた巨大な風俗系看板が私のヘルメットを掠めて吹き飛んでいき、あわや死にかけたことがあるのだ。あと五センチ右にずれていれば、こうして駄文を書いてはいまい。やっぱ仕事やめてえ。とまあ、天気デッキを使いつつ、今回は筆を置こう。

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