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プロダクトデザイナーとしてSmartHRへ入社しました

こんにちは、オオカワラです。
最近どうしているんですか?と尋ねられることもよくあるため近況報告をしたためています。表題の通り、SmartHRへプロダクトデザイナーとして入社しました。

現在SmartHRにおけるプロダクトデザイナーは私含めて11名おり、アプリケーション設計やSaaSプロダクトを扱うデザイングループとしては対外的に見てそこそこ大所帯かなと思います。人数然り、環境然りでいろいろ新鮮な毎日を送っています。

プロダクトデザイナーという肩書きに一家言ある方もいると思うので、SmartHRにおけるプロダクトデザイナーがどんなことをしているかについては、Job Descriptionにざっくりと書いてあるのでチェックしてみてくださいね。

ここ半年近くは何をしていたか

話は少し巻き戻り、前職の退職エントリを書いてからしばらくはフリーランスとして様々な企業で次に腰を据えて挑戦したいことを模索していました。

前々から興味のあったグラフィックデザイナーやブランド構築の仕事にチャレンジしてみたり、toC向けのサービスやUI設計をしてみたりと自分の心がときめく仕事を色々と試行錯誤していました。

今までやってきた業務アプリケーションの設計とは全く別の考え方やスキルが求められる中、初心にかえってゼロから能力を積み上げていくぞと意気込んで頑張っていたのですが、新たな職能を得るということは私が予想していた以上にストレス負荷がかかることでした(ある程度は覚悟していたのですが)。

持病である双極性障害もあり、このストレス負荷を自分にかけつづけると文字通りの死活問題になるため、数ヶ月寝込んだのち今まで自分がやってきたWebやアプリケーション設計、インターフェースのデザインといった領域で新たなキャリアを考えることとなったのです。

そしてどんなところで働きたいかな〜と考えた結果、やはりtoB領域を扱っており、解決時のカタルシスが大きい、複雑で難解な課題感を持つドメインがいいなと思い、そういった会社の選考を受けていました。

SmartHRを転職先として決めた経緯と理由

SmartHRとのファーストコンタクトは2019年の秋頃にFumiya(Yuki Sasaki)さんにTwitterでDMをいただいたところからでした。

FumiyaさんとのはじめてのDM

それ以降、オフィスに遊びに行ったり、コムデ(コミュニケーションデザイングループ)も含めたデザイナーの方々と交流したりとカジュアルかつロングスパンで接点がありました。

採用文脈でも現在 VP of ProductDesign であるOujiさんや当時代表だった宮田さんともお話してて「カルチャーが良いし働きやすそうな会社だな〜」というのは丁寧なコミュニケーションで感じていたので、いざ転職活動するとなったとき今回第一想起になりました。
そういう意味では採用活動はもう数年スパンでナーチャリングして数年に一回の貴重なタイミングで確実にクロージングしていく営みになってるなと感じますね。

選考中もいわゆる面接というよりかは、一緒に働く仲間としてお互いフィットしそうかな、機会としてマッチしてるかなという部分の確認であることをひしひしと感じるコミュニケーションだったためそこはとても好感が持てたこと、そして顧客の価値にフォーカスして開発やコミュニケーションができるかといった面で自分の志向にかなり近かったため、内定を頂いて即決しました。

私は、やっていく中でその事業ドメインの楽しさを自ら見出していくタイプなのでそこは何でもよかったのですが、一緒に働くメンバーとのバイブスが合うかどうかを非常に重視しているので、そこを選考の中でクリアにして意思決定できたのはよかったです。

入社してみて実際どうか

ドキュメンテーションが非常に充実している

まず最初に驚いたことは、ドキュメンテーションが非常に充実していることでした。これってどうなっているのかな〜ということは大体きれいにまとまっているのは当たり前で、PRD(プロダクト要求仕様書)や得にくい生きた各種ドメイン知識も詳細にまとまっており、入社してセルフオンボーディングに全然苦労することがないくらいでした。

SmartHRのバリューのひとつに「自律駆動」がありますが、ここまで丁寧に整備されていると「自律駆動」するための環境は文句なしに整っているからあとはやるだけ!というポジティブな気持ちになりますね。

みんながスムーズかつ快適に働くための基盤が整っている

SmartHRは5/1時点で従業員が625名いるらしいんですが(多すぎワロタ)、その全員がスムーズかつ快適に働くための基盤づくりに力を入れているなと感じました。

具体的には、情シス的な問い合わせや法務確認、あるいは個人的な労務に関する相談などがSlackのワークフローで誰でもわかりやすくできるよう整えていたり、困ったときのためのドキュメントがまとまっていたりと、この従業員規模になると当たり前なのかもしれませんが煩わしさを排してテックな運用がなされているのにはびっくりしています。と同時に人事・労務領域のテックカンパニーらしくていいなと思います。

コミュニケーションが温かく、オトナ

当たり前といえば当たり前ではありますが(そうでないところも実際多いので)、コミュニケーションにおいて基本的に物腰やわらかく、温かくてオトナな人たちがほとんどだなと感じます。

取り分け、Diversity & Inclusion という面から見ると、メルカリのようにステートメントを公開しているわけではないのですが、雰囲気としても実態としても意識は高く、私個人の視点からだと自分自身のセクシャリティや持病について打ち明けても問題ないくらい心理的安全性がある環境です。これだけ人数がいる会社で受け入れてくれたり、良い意味で無関心でいてくれる人ばかりというのはありがたい限りです。

会社への帰属感を高めるのには努力がいる

配属されている開発チームやプロダクトデザイングループといった、普段から直に接点のある人たちとはたくさんコミュニケーションを取れるので、そういったくくりでの自己帰属感は芽生えつつありますが、それ以外となるとリモートワークも相まってなかなか難しいなと感じます。

そりゃ600名近い人たちがいる環境へ新たにジョインすればそうなるのですが、規模の小さいスタートアップに初期からずっといたような人間としては初めての体験なのでどうするといいのかな〜とは思いました。

SmartHRでプロダクトデザイナーとして働く面白み

正直なところ、実際に入社してみるまでデザイナーとしてSmartHRでこれ以上やることってあるのかなと疑問に思ってました。たぶんこれを読んでいる方の中にもいるのではないでしょうか。そして、入社して色々とキャッチアップしていく中でわかったのですが、本当にやることしかない状態でした。

人事・労務というドメインは業務領域が非常に多岐に渡り(ドメイン知識のキャッチアップをしててマジで多すぎてひっくり返った)、しかも遵守すべき法律や決まりも多いかつ割とアップデートされ続けます。そこに対してSmartHRというプロダクトが提供できうる価値はたくさんあり、今もアジャイルに仮説検証している真っ只中です。これだけ開発する人がいてもそれを遥かに超えてやりたいこと・やるべき(解決すべき)ことがある状態とでも言えばいいでしょうか。

新規事業やプロジェクトもちらほら生まれ続けているので、そういう意味では盤石なリソースに乗っかりつつもシード・アーリーステージのスタートアップのような、カオスでスピード感のある楽しさを経験できるのはSmartHRでデザイナーとして働く面白いポイントのひとつかなと思います。

あとは、様々なバックグラウンドを持つプロダクトデザイナーが11名も集まっている中で開発できるのは、得られるものが大きいとも感じます。

ひとつのアウトプットに対してレビューの角度が多様になったり、エンジニアリングやアクセシビリティなどのバックグラウンドがあるからこそできていることもあったり(SmartHR Design Systemはその最たるものだと思います)、そんな中でプロダクトデザイナーとして自分は何を武器に価値を発揮するのか、どんなロールやキャリアを意識していくべきか、といったことが相対化してポジティブに考えられるのは他になかなか無い環境ではないかなと思います。

これから何をするのか

私は現在、人材マネジメント領域の開発チームへ配属となっているので、関連する機能をモリモリと設計していく予定です。ドメインやそれを取り巻く環境・課題に詳しくなればなるほど、もっとこうしたいとかこういう機能絶対必要でしょとか色々出てきて楽しくなってます。

また、ここ数年ずっと考えているスクラム開発におけるデザイナーの効果的なコミットメントはどうあるべきかについても答え探しができたらいいなと思っています。

最後に

インターフェースの構築やアプリケーション設計をそこそこやってきたデザイナーで、キャリアどうしようかなとか、自身の状況やパーソナルな問題、ライフステージの変化などで働き方を模索している、といった方は今のSmartHRにすごくフィットするんじゃないかなと私個人と照らし合わせて感じています。興味ある方は是非お話しましょう(TwitterのDMなどで気軽に連絡くださいね)。

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