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HERPのデザイナー向け採用資料を公開するにあたり

本日、HERPではデザイナー向けの採用資料を公開しました。この資料で今までHERPのことをデザインという切り口でよく知らなかった方々にはいろいろ伝わるのかなと感じています。

事業が忙しい中でどうしてこのデザイナー向け採用資料を作り、公開したかについて今回はお話できればなと思っています。

人は伝えなければ何も伝わらない

とてもシンプルかつ当たり前のことですが人は意図的に何かを伝えなければ伝わりません。口に出して直接言う、メッセージをしたためる、SNSで発信する、などその手段は様々ありますが「伝える」という行為をしなければ他人に何も伝わるはずがありません。

私たちHERPデザイナーチームは、常にリソースが足りていません。あと一人でも仲間がいればこんなことやあんなこともできる、そう思って地道にデザイナーの採用活動を行ってきました。

しかしあるとき、私は突然気付きを得ました。
「我々はHERPのデザイナーチームのことについて何も発信していないのに、デザイナーから応募が来たりデザインに力をいれている企業として選ばれたりするわけなくない!?

それは至極当然な気付きでした。私が仮に転職活動をするとしてどんなデザイナーがいるのか、どんな仕事をしているのか、どんなカルチャーがあるのか、などについてインプットが得られない企業はまず選びません。加えて、まだ魅力すら感じていない企業について自分から情報を取りに行こうという気にもなりません。

この気付きは、HERP社でReDesignerの利用をはじめさせていただくにあたり、求人票作成で深く言語化をする必要があったことがきっかけです。

そのような考えが頭の中で一気に駆け巡ったその次の瞬間から私は動き始めました。

デザインの切り口で発信されていない現実

まず、私はデザイナーあるいはデザインにフォーカスした採用広報の事例や資料がないかリサーチしました。

が、ここで衝撃的なことがわかりました。
デザイナーやデザインといった切り口で本当に知りたいことが知れる事例がほぼ皆無だったのです。強いて言うなら株式会社ミラティブさんの「デザイナー向け採用資料」くらいでしょうか。

優秀なデザイナーの採用は難しいと言われています。それはそもそもの母数が少なかったり転職顕在層として現れなかったり企業の開発体制やカルチャーとのマッチングしづらさという事情がありますが、それは理由の一部でしかないと感じました。

本当の理由は、ほぼ全ての企業が転職やキャリアチェンジを考えているデザイナーにとって本当に知りたい情報をオープンにしていないだけだからではないでしょうか。そう、つまり「伝える」というすべき努力をしていないだけの怠慢です。

もちろん、デザイナー向けに採用サイトを作ったり情報を開示しているところもありますが、それらを見ていて思うことは「そもそも本当に知りたいリアルな情報がない」「情報の解像度が低い」といったことがほとんどであり、訴求としてあまり刺さらないなという印象を受けます。

あなたがキャリアチェンジするにあたり企業を選ぶとき、基準は人それぞれではありますがいわゆる福利厚生や給与、具体的なアクションが見えない業務内容なんかだけで意思決定できますか?

少なくとも私は無理です。
企業としてどんなことをしていて、それに対してデザインはどういう位置づけで、具体的にどんな業務が発生して、どんなメンバーと一緒に働き、かつそのメンバーは何を考えていて、もちろん働きやすさの要素として何があって、どんな課題を抱えていて、自分に何を期待されていて、ぶっちゃけどんな人に来てほしくて、どんなビジョンを一緒に実現したくて、などなどなど解像度が高いかつ質・量ともに大きい情報がないと意思決定できません。なぜなら仕事は1日8時間近く週5日という人生の長い時間を費やすことだからです。

これらを本気で伝える努力をしていなかったのに「あ〜デザイナー採用できないな〜。難しい〜。」なんて考えていた私がバカでした。反省。そんなことがあり、このままではいかんと一念発起して私が主体でデザイナー向け採用資料をつくる運びとなったのです。

世界観をもって伝える

今回、デザイナーに向けた採用広報を本格的にはじめるにあたり世界観を設定したいなと思いました。我々はデザイナーですから、デザインという武器をもってコミュニケーションを取るべきです。

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そうして生まれたのが「HERP designers」というものです。UI/UXデザイナーもグラフィックデザイナーも全員まぜこぜのHERPにおけるデザイナーチーム全体の総称です。

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あらゆるモノやコトの間に入り込んで、コミュニケーションを円滑にしたり、繋げたりして、「インターフェース」を創る者としてありたいということを込めたクリエイティブになっています。

こうしたあり方をベースに今後いろいろ発信していければなと考えています。

デザイナー向け採用資料について

そしてHERP designersとしてはじめての発信が「デザイナー向け採用資料」です。

とにかくこの資料では「HERPにおけるデザインのリアル」を知ってもらうことにフォーカスして作りました。もし我々デザイナーがキャリアチェンジするとして本当に知りたいことや意思決定の軸になりそうなことをピックアップして盛り込んでいます。

これが完璧なデザイナー向け採用資料とは思いません。ですが、間違いなく今まで実際に会って話を聞かなければ得られなかったような情報をきちんとまとめ、お伝えできていると思っています。このデザイナー向け採用資料を通じて、少しでも興味を持っていただければ幸いです。

伝えることって少し恥ずかしい

自分の本音や信念、価値観などを嘘偽りなく誰かに伝えることって少し恥ずかしいですよね。でも、そういうことを知ったからこそ起こる化学反応や出会いがあると信じています。

そして、今回私はこうしてHERPにおけるデザインのリアルを伝えるにあたり少々かっこ悪いのではないかなと悩みました。本来ならば、ビジネスとして圧倒的な成果をあげて「おっ、HERPすごいじゃん!」と自然とエンゲージメントを高めた方がかっこいいしあるべき姿だと思っていました。

でも、かっこ悪くても事業が成功するためにどんな努力でもすべきだし、それくらいの泥臭さがないといろんな意味で生き残れないなとも気付きました。

まだまだ結果が出るのはこれからですし、伝える努力を継続することこそが一番大切なので引き続き頑張っていきたいと思います。

最後に

Twitterで「HERP designers」のことを発信していきます。もしよかったらフォローしていただけるとうれしいです!


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