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インフレしづらい社会での正解を探る #1

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/660/5974340
※大河内薫"お金の学び"ラジオ Voicy 2024年8月2日放送より

どうも、大河内薫です。

インフレしづらい社会で私たちは何を考えていくべきか。日本銀行の利上げ決定を受けて、インフレしづらい世の中に戻りそうだという予測が立っています。そんな社会での"正解"を探っていきましょう。


■インフレしづらい社会の特徴と課題

インフレしづらい社会とは、過去30年と同じような状況に戻ることを意味するわけです。物の値段は上がりづらく、下手をするとデフレに戻ってしまう可能性もあるのです。

この状況下では、日本人の大好きなデフレマインドが刺激され、「安さこそ価値」という考え方が強くなる可能性があります。しかし、果たしてそれでいいのでしょうか?

僕たちは常に自問自答し、正しい行動を取ることが重要です。社会の流れに流されるのではなく、逆張りとまではいかなくとも、自分の頭で考え、適切な判断を下すことが求められるのです。

■飲食店の価格戦略から見える課題

最近、大阪にオープンしたKITTE大阪という商業施設を例に考えてみましょう。この施設には約100店舗が入居しており、その半分が飲食店なんです。興味深いのは、これらの飲食店の価格帯です。

多くの店舗がランチで1,700円や2,000円といった、サラリーマンのランチとしてはやや高めの価格設定をしています。しかし、同時に「安いメニューもあります」と宣伝している店舗も見られるのです。

これは一見、幅広い客層を取り込もうという戦略に見えます。しかし、この戦略には問題があるのではないでしょうか。

■マネーリテラシーの格差と消費行動

ここで重要なのが、マネーリテラシーの格差なんです。一昔前と比べて、お金の知識を持つ人の絶対数は確実に増えています。これは、情報発信をする人が増えたことや、お金の知識を身につけることで人生を守れると気づいた人が増えたからなんです。

そうなると、高めの価格帯で押し出しているにもかかわらず、安さを売りにしているお店は、どっちつかずの印象を与えてしまう可能性があるのです。

例えば、ランチに2,000円払う人は、単に味だけでなく、その空間や雰囲気にもお金を払っているのかもしれません。そこに安いメニューがあることで、異なる客層が混ざり合い、期待していた経験が得られない可能性があるのです。

■これからの飲食店経営と消費者の姿勢

インフレしづらい社会では、デフレマインドが優先され、「安さイコール価値」という考え方が強まる可能性があります。しかし、果たしてそれでいいのでしょうか。

経営者側も消費者側も、常に価値に見合った価格を意識することが重要です。特に売上を上げたい側としては、薄利多売よりも、しっかりしたものをしっかりした値段で売る方が、心も体も経営も安定するんじゃないかなって思うんです。

■インフレしづらい社会での"正解"を探る

インフレしづらい社会での"正解"を探るには、以下のポイントを意識することが大切です。

  1. 社会の流れに流されず、自分の頭で考える

  2. 価値に見合った価格設定を心がける

  3. マネーリテラシーの向上に努める

  4. 長期的な視点で経営戦略や消費行動を考える

  5. 「安さ」だけでなく、「価値」を重視する姿勢を持つ

これらのポイントを意識しながら、私たちは自分なりの"正解"を見つけていく必要があるのです。

■まとめ

インフレしづらい社会に戻りつつある今、私たちは改めて「価値」と「価格」の関係について考え直す必要があるんです。安さだけを追求するのではなく、本当の価値を見極める目を養うことが大切なんです。

飲食店の例で見たように、価格戦略一つとっても、そこには深い考察が必要です。経営者は自社の価値を適切に伝え、消費者はその価値を正しく評価する。そんな健全な関係性を築くことが、インフレしづらい社会での"正解"につながるのではないでしょうか。

マネーリテラシーの向上は、個人の生活を守るだけでなく、社会全体の経済活動にも良い影響を与えるんです。だからこそ、私たち一人一人が学び続け、考え続けることが重要なのです。

インフレしづらい社会だからこそ、価値あるものに適切な対価を払うという姿勢を持ち続けましょう。それが、個人の生活の質を高め、同時に健全な経済活動を支える基盤となるはずです。

これからも、社会の変化に敏感になりながら、自分なりの"正解"を探り続けていきたいと思います。そして、その過程で気づいたことや考えたことを、また皆さんと共有できればと思います。

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それでは本日も張り切っていきましょう。

それでは、素敵な1日を。
最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ✨じゃあね!


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