【春分の日の「ぼたもち」】
~手作り餡子を圧力鍋でお手軽に~
春がくるのが待ち遠しい今日この頃。
今月はぼたもちのレシピです。
あんも粒あんやこしあん、ずんだあん、ごまあん、きなこ、青のりと
種類が豊富にありますが
ご飯の中にこしあんが入っていて、きなこがトッピング・・・などという
贅沢なぼたもちもありますよね。
このレシピを拝見したら、私にも作れるかな~という気持ちになりました。皆さんもぜひお試しください。
レシピをご紹介くださるのは、
Cooking Studio I-e(イーエ)代表・料理研究家の中村美紀さんです。
それでは中村美紀さんの季節のコラムと共にお楽しみください。
*コラムの後にレシピを投稿しております。
【季節のコラム】
みなさん、こんにちは。
早いもので今年度最終月。卒業シーズンに入ります。啓蟄の時期、三寒四温で徐々に春らしくなってくると、うきうきしますよね。
そして、今月は20日が祝日「春分の日」です。春分の日は、1年のうちで昼夜の長さがほぼ同じになる日のことで、3月20日か3月21日のいずれかになります。春分には「春季皇霊祭」、秋分には「秋季皇霊祭」という宮中の儀式が行われてきました。そのため、国民の祝日として制定されることになりました。実際には、「国民の祝日に関する法律」で祝日と定められ、春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日として、また秋分の日は「祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ」日として記載されています。
さて。ご先祖様にお供えするぼたもちとおはぎの違いは何でしょう?
実は、諸説ありますが作る季節によっての違いであり、春分は「牡丹餅=ぼたもち」、秋分は「お萩=おはぎ」だそう。おはぎは小豆を収穫して間もないので粒あんで、ぼたもちは貯蔵していて皮が固いのでこしあんで作るという説もあり。ちなみにですが、今回のレシピは圧力鍋を使用しますので皮が固く残らず柔らかくておいしい餡子ができます。炊飯器で炊くだけ、もち米100%なので「はんごろし」というごはんをつぶす手間いらず。想像以上に簡単ですのでぜひ作ってみてください。
ではまた来月お会いしましょう。
【春分の日の「ぼたもち」】
~手作り餡子を圧力鍋でお手軽に~
■材料:(12個分)
もち米・・・・2合
水・・・・・・360ml
こんにちは料理酒・・小さじ1/2
※餡子
小豆・・・・・250g
水・・・・・・3カップ
きび砂糖・・・100g
こんにちは料理酒・・小さじ1/2
塩・・・・・・1つまみ
■作り方
1.小豆を煮る
洗って一晩水につけておいた小豆を圧力鍋に入れ、かぶるくらいの水を入れて1分ほど茹でこぼす。水で表面のアクをさっと洗い、小豆を戻し入れて分量の水を入れ、18分加圧する。圧が抜けたら砂糖を加えてつぶしながらほどよい固さまで煮詰め、こんにちは料理酒と塩を加えて冷ます。
2.もち米を炊く
もち米は通常通り研いで、一度ざるで水を切る。分量の水を入れて(もしくは、炊飯器の「おこわ」のマークがあればそちらに水を合わせる)普通通り炊飯して、炊き上がったら少しつぶしつつよく混ぜる。
3.合わせる
それぞれ12等分し、(1個が約40g)。もち米をラップできれいににぎって餡子をかぶせ、出来上がり。