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【サムギョプサル】

~韓国料理では定番の2種類のタレで食べるレタス巻き焼肉~

夏に辛いものが食べたくなるのは、生物学的に理由があるそうです。
辛味成分のカプサイシンには発汗作用がある他、消化器の粘膜を刺激し、消化液や唾液の量が多くなることで食欲増進にもつながっていきます。
食欲が下がり気味な時には、料理の中でちょっとした辛さを加えることも
よいのかもしれません。
さて、今月もレシピをご紹介くださるのは、Cooking Studio I-e(イーエ)代表・料理研究家の中村美紀さんです。
それでは中村美紀さんの季節のコラムと共にお楽しみください。

*コラムの後にレシピを投稿しております。

< ふくしまごはん歳時記 2023年7月 文月(ふみづき) >
【二十四節気(にじゅうしせっき)とは】
太陽年を日数(平気法)あるいは太陽の黄道上の視位置(定気法)によって24等分し、その分割点を含む日に季節を表す名称を付したもの。
■立秋(りっしゅう) 2023/8/8-8/22
秋立つ日。秋の始まり。厳しい残暑が続く頃。
■処暑(しょしょ) 2023/8/23-9/7
暑さが収まる頃という意味。暑さが峠を越えて後退しはじめる頃。

【季節のコラム】
今年の夏は本当に暑いですね。
電気代高騰の折ではありますが、クーラーがないとなかなか眠れないような熱帯夜。
地球温暖化の影響が今年も迫ってきているなと感じざるを得ません。
さて、8月は夏休み、そしてお盆と、家で集まって食事をする機会が格段に増えますね。
そんな時に韓国では定番の「サムギョプサル」はいかがでしょうか。「サム」は3、「ギョプ」は層、「サル」は肉と、「三枚肉」を表しています。
作り方はその見た目に反してとっても簡単。
ねぎを混ぜた味噌「サムジャン」、塩だれ「キムルジャン」は混ぜるだけだし、お肉は塊肉を適当な厚みに切ってごま油と塩・胡椒するだけ。
あとはえごまやサンチュで好きに巻いてどうぞ。
肉の下味やたれに、こんにちは料理酒が大活躍です。
我が家では子どもたちに大人気でした。
ぜひ作ってみてくださいね。それでは、また来月お会いしましょう。

※参考資料:にっぽんの七十二候(枻出版社)春夏秋冬・土用で暮らす。
(富田貴史・植松良枝著 主婦と生活社)暦生活 https://www.543life.com/seasons24/
■レシピ監修:Cooking Studio I-e(イーエ) 
料理研究家 中村美紀HP: http://www.studioi-e.com/
オフィシャルブログ:ミキティママの「人・食・酒が人生の三種の神器」https://ameblo.jp/cookingstudioi-e/

【サムギョプサル】

~韓国料理では定番の、2種類のたれで食べるレタス巻き焼肉~

■材料:(4人分)
豚バラかたまり肉・・・・400g
*下味・・・塩コショウ少々・ごま油大さじ1・こんにちは料理酒小さじ1
◎サムジャン(みそだれ) 
 味噌・コチュジャン各大さじ1、すりおろしにんにく1片分、
 ごま油小さじ1、こんにちは料理酒小さじ1、すりごま大さじ1/2、
 ねぎ(芯の部分)5cm程度
◎キムルジャン(塩だれ)・・・ごま油大さじ2、塩・こしょう少々
◎トッピング・・・サンチュ12枚、えごまの葉12枚、かいわれ菜適宜、
   白菜キムチ適宜、白髪ねぎ20cm分(コチュジャンと和えてもよい)
     

材料


■作り方

  1. 豚に下味をつける
    豚バラは7~8mm程度の厚めに切り、塩コショウ、ごま油、こんにちは料理酒を入れて混ぜておく。

7-8mmの厚さに切る
下味をつけておく

2.トッピングを準備する
サンチュ、えごまの葉は洗って水気を切っておく。
かいわれ菜は根元を取り、洗って水気を切る。
ねぎを5cm程度に切って白髪ねぎにし、水にさらして辛味を抜いてから
水気を切る。キムチを盛り合わせる。

ねぎを5㎝程度に切る
白髪ねぎを作る
トッピングを盛り付けておく

3.たれを作り、肉を焼く
ねぎサムジャンを作る。ねぎの芯はみじん切りし、すりおろしにんにく・すりごま・こんにちは料理酒・味噌・コチュジャン・ごま油を混ぜる。
キムルジャンは、ごま油に塩こしょうを適量混ぜる。
肉をフライパンで焼いたら出来上がり。好きな具を巻いて食べて。

ねぎの芯をみじん切りする
ねぎサムジャン
キムルジャン
肉を焼いていく
盛り付けて完成!

■こんにちは料理酒を使うポイント
・肉の臭みを消し、焼いたときにしっとりと焼きあがる効果があります。
・今回はサムジャンに使用しました。たれに使うと、味に深みが出ます。

こんにちは料理酒

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