2021シーズン 明治安田生命J1リーグ 第29節 浦和レッズvsセレッソ大阪(H)

結果は2-0の勝ち。

メンバー

4-2-3-1。ほぼほぼスタメンは固まりつつありそう。

ざっくり試合内容

前半
ルヴァンの前哨戦ともいえるこの試合。前回対戦では浦和が負けているものの相手はACLから中2日。しかし控え含め相手の面子は揃っておりここに勝てれば弾みがつく重要な試合。

セレッソ側はFWから積極的にプレスをかけており、上手く搔い潜れるかが焦点だったがいきなりゲームが動く。

10分にDFと並んでいた平野が中央やや右にいた関根へのパス。そこから前へ少しだけ運びゴール前へスルーパス。佳穂がスルーした先にいた江坂が冷静にトラップしてゴールへ流し込み先制。

その後も浦和側がよりゴールに近いチャンスを作り、セレッソの攻撃はほぼほぼチャンスらしいチャンスも作らせなかった。

ショルツがドリブルで持ち上がりシュートを打つなど、惜しいシーンもあったが追加点ならず1-0で前半終了。

後半
流れとしては前半とそれほど変わらず。浦和側がチャンスの多い攻めを慣行。

そして59分に待望の追加点。
酒井からのバックパスを受けた岩波が相手ゴール前へロングフィード。蹴りだす前に走り出していた汰木が相手DFの間でトラップしそのままゴール前へ。DFに倒されながらもボールに足を当ててキーパーの股の間を抜けてゴールへ流れ込む。

その後はセレッソ側も交代で流れを変えており、ゴールに近いシーンがあったものの最後までゴールを割らせず試合終了。

ひさびさの埼スタで文化シヤッターのシャットアウト。

◎GK

・西川
キックミスは何度かあったもののそれ以外はよかった印象。スーパーセーブでチームを救う。

◎DF
・酒井
対人はほぼ負けなし。攻撃でも目立つなど違いを見せる。
・ショルツ
守備では鋭い読みで相手を潰しクリアも的確。持ち味の一つであるボールを前へ運ぶプレーで相手ゴール前へ侵入。
・岩波
今日も彼のフィードから得点が生まれる。守備でも酒井、ショルツ効果なのか安定しており前で潰すなど良さを発揮。
・明本
守備はバチバチに当たることでしっかりとピンチを潰す。ボールを受けた時に左足しかほぼ使えないのでバックパスが多いのが課題か。

◎MF
・関根
ここ最近の質の向上は素晴らしい。攻撃では縦横無尽に走り回りアシストのスルーパス、守備では最後まで粘り強く相手につくなど目覚ましい活躍。今日のシュートは決めて欲しかった。
・柴戸
徹底的に攻撃の芽を潰す。課題のボールを受けた後の動きも非常によくいいポジショニングで攻守で回りを助ける存在に。守備のMVP。
・平野
彼がいることで自陣内から相手陣地へ移行がスムーズに。今日は積極的にシュートも打っており、もっと相手に脅威を与えたい。
・汰木
２戦連続ゴール。岩波のフィードを受けたトラップは素晴らしいの一言。ドリブルだけでなくオフザボールの質も向上しておりスタメンに選ばれるのも納得の出来。

◎FW
・小泉
今日は雨の影響でパスミスもあったがプレスでボールを効果的に奪いにくことでチャンスを演出。先制のスルーなど状況をよく見て適切なプレーが光る。
・江坂
またもや前半早々のゴール。気の利いたパスや適切なポジショニングなどチームをスムーズに動かすプレーはさすが。

◎控え
・敦樹(64分 平野と交代)
平野のケガで交代。平野ほど縦へのパスは出せていなかったがタナタツへのパスは武器を見せれた。
・ユンカー(70分 関根と交代)
調子が良くないのもありそうだが動きの質はよくなかった。どこかのタイミングで復調して欲しいところ。
・大久保(70分 汰木と交代)
雨の影響もありドリブルは鳴りを潜めていた。チャンス性のパスを出せるの彼のセンスのたまもの。
・田中(77分 小泉と交代)
主に守備で奮闘。関根同様にあのチャンスは決めて欲しかった。

全体的な感想

リーグも佳境に入りACL争いするうえで負けられないのとルヴァンの前哨戦という意味でも負けられない試合。

スタメンはほぼ決まってきた感じで、現状では0トップ(江坂、佳穂)がベストチョイスなのはここ数試合でも明らか。

試合は内容もよく、ポゼッション率やシュート数などでみれば互角ですが実際のチャンスに結びついたかという点でみると浦和側がかなり押している印象でした。

夏加入の新戦力もすでにかなりフィットしており、あとはフィニッシュとプレー精度を上げていく段階。現状試合に出れていない戦力含めてそこは課題でしょう。

次回は9/25 アウェイのＦＣ東京戦。今節は大量得点で勝利しており油断のならない相手ですがACL争いでリードするため負けられない相手です。