2021シーズン 明治安田生命J1リーグ 第28節 浦和レッズvs横浜FC(A)

結果は2-0の勝ち。

メンバー

4-2-3-1。もう少し休ませるかと思いましたが酒井がスタメン復帰。金子も久々にサブで入る。

ざっくり試合内容

前半
相手は下位の横浜FCとは言え、こういう試合を落としやすいのとルヴァンから日も開いていないということで少々気がかりだが開始後は一方的な展開に。

基本的には浦和側がボールを保持して横浜FC側の陣地に押し込み続ける展開。たまにカウンターというか浦和側のミスでゴールに迫られるシーンはあるもののそれ以外はチャンスを作り続ける。

早々に酒井がバーにあてるシーンもあり、そういう日かと頭を過ったが前半34分に先制点が生まれる。

34分、右サイドで受けた佳穂が相手DFを切り返しで間合いを外し左足で速いクロス。フリーになっていた汰木が頭で合わせて先制ゴール。

意外なことにシュート数自体は横浜FCの方が多く浦和側は少なかったが効率的にシュートを決めて前半を折り返す。

後半
ＨＴでユンカー投入で攻勢にかかる。

ただ前半と比べると横浜FC側もやや改善してボールを持つ時間帯が増える。とはいえ浦和側も負けずに相手陣地でチャンスを創出。コーナーキックは5回以上続くような時もありゴールさえすればいいのだが中々割れず。

時間が進むにつれてチャンスを作り出して浦和ゴールに迫る。最後のところは割らせていないが、「もしかすると」が起きそうなところで止めの追加点。

87分の相手フリーキックからゴール前でピンチに陥るものの槙野、明本がブロック。ブロックの跳ね返りが大久保の元にボールが渡りカウンターチャンスに。
ユンカーも並走して相手ゴール前へドリブルで持ち込みスルーパス。受けたユンカーが相手DFから離れるように左へズレた位置からシュートするもののキーパーがブロック。しかし弾かれたボールは大久保のもとへ。冷静にトラップしてゴールを決めて勝負あり。

勝ち点3をゲットして試合終了。

◎GK

・西川
キックミスは何度かあったもののそれ以外はよかった印象。スーパーセーブでチームを救う。

◎DF
・酒井
まさかの先発フル出場。少々疲れが見える場面はあったものの前への推進力や守備でチームを助ける。2つのチャンスシーンはどちらか決めたかった。
・ショルツ
ほぼ満点の出来。彼が加入したことで最終ラインでのパス回しが安定。守備面でもクリーンに相手を止められるのが大きい。
・岩波
最近上り調子。酒井、ショルツ加入効果もあってボールを安定してまわせるようになり特徴的な長いパスもよく出せるようになってきた。
・明本
試合序盤で１度危ないシーンはあったもののその後守備は安定。攻撃ではウイング張りの上がりで相手を押し込む。最後の気合のブロックは流石明本。

◎MF
・関根
攻守で抜群の動き。今までの不調が嘘のように攻撃ではいい仕掛け、守備では最後まで追いきる動きが出来ているのは◎。
・柴戸
今日の柴戸は攻撃でも目立つ動き。平野に比べるとまだまだパスの質に差はあるが意識して攻撃の組み立てをすることで成長を見せている。
・敦樹
今日は攻守でバランスをとる動き。主審にブロックされる不運もあった。
・汰木
先制点は珍しいヘディングでのゴール。周りとの連動や縦への突破など今日は彼の良さが出ていた。

◎FW
・小泉
ボールを持った時はらしさを見せるもののそれほどボール保持プレーが出来なかったこともあり今日はあまり目立たず。HTに交代。
・江坂
トップスピードに乗った彼は中々止められるものではない。ポストプレーではパスの意図が合わず味方に渡らないシーンもあった。

◎控え
・ユンカー(HT 小泉と交代)
後半頭からの投入。相手のマークがキツイがその中でも確実にチャンスにつながるプレーを選択。ダメ押しゴールも彼のポジショニングとシュートから生まれた。
・大久保(78分 江坂と交代)
祝J1初ゴール。相手を躱せるドリブルやパスセンスが光る。追加点のシュートは冷静にプレー出来ていた。
・金子(78分 敦樹と交代)
久々の出場。やはり試合に出ていないせいか精度がイマイチ。受けて即縦に出せばチャンスになりそうなシーンもバックパスしてしまうなど時間がもっと必要。
・槙野(87分 関根と交代)
クローザーとしての出場。時間は短いが相手セットプレーからのピンチを防ぐ仕事を果たす。
・田中(87分 汰木と交代)
スピードは流石だがそのほかは物足りず。

全体的な感想

ルヴァン後の試合だったのでどうなるかモヤモヤしてましたがしっかり勝ちきれました。やはり下位との闘いは落としやすいのもありましたがさすがに今の状況ならといったところです。

試合内容はかなり良くなり、いろいろな選手を使いながら試合に勝てたのは本当に好材料。現状試合に出れていないメンバーも徐々に復帰のめどは立ちつつあるので後半もさらに勝てるように頑張ってもらいたいです。

次回は9/18 ホームのセレッソ大阪戦。ルヴァンの前哨戦でもあるのでしっかり勝ち切って上位争いを継続して欲しいですね。