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しめ縄も変化している
神社に行くと太いしめ縄がありますね。私が住んでいる地元の神社では氏子が年末にしめ縄を奉納しています。
しめ縄は青刈りをした稲を使います。しめ縄用に田植えをし、稲刈りをするのですよ。刈り取った稲は農家の冷蔵庫に保管されます。
三重県の二見にある夫婦岩の二つの大きな岩を結ぶしめ縄は有名です。
夫婦岩は、二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)の御祭神・猿田彦大神縁りの興玉神石(夫婦岩の沖合約700M先にある霊石)と日の大神を遙拝する鳥居の役目をしており、大注連縄(おおしめなわ)は1本の重さ40㎏、太さ10㎝、長さ35Mで、計5本張られています。
威勢のよい木遣り唄が流れる中、お祓いを受けた大注連縄は氏子らの手によって、夫婦岩に張り渡されます。参拝者も参道から手送りで参加することが出来ます。ときどきニュースでも取り上げられるのでご存じの方は多いと思います。
さて、そんなしめ縄ばかりではありません。地元の由緒ある神社のしめ縄は工業製品でできていました。ビニル製なのです。四日市市は工業都市なので、石油化学工場に勤める氏子が奉納したのかもしれませんが、初めて見たときは驚きました。しめ縄は稲わらで作るものだと思っていたからです。
先週名古屋に行き古い商店街を歩きました。名古屋駅方面へ戻る途中の神社のしめ縄もビニル製でした。田舎の神社なら氏子が田植えをして稲を育てて作りますが、都会では無理でしょう。自然のものよりも工業製品を選ぶことがもはや一般的になりつつあるのかもしれませんね。
しめ縄をつくるためには青々とした稲が必要です。緑色は成長の色であり、癒しの色ですよ。
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