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我が家の猫たちの今むかし

我が家には猫が二匹います。二匹は野良猫の子猫でした。目はウイルス性の眼病にかかり、皮膚もボロボロで痩せこけガリガリでした。

子猫とは可愛いものだと思っていた私の前に、突然みっともない子猫が二匹も現れたのです。我が家の物置で鳴いていたのを義父が拾ってきたのでした。

夫と長男が動物病院に連れて行き、目薬とノミの薬を処方されてきました。小さな猫だったので、哺乳瓶に猫用のミルクを入れて与えました。

オス猫は上手にミルクを飲みましたが、メス猫はまったく飲みません。仕方がないので、レトルトパウチに入った子猫用の餌を買ってきて与えていました。

メス猫の方が身体も小さいのですが、ミルクを飲まずに育ち、成長期に栄養が足らなかったからでしょう、7年たった今も相変わらず、やせっぽっちです。

7歳になった二匹は無事に成長し、オスは大きくてがっしり丈夫に育ちました。身体は大きくても音には敏感で怖がりです。雷が鳴った日には義父のベッドの下に潜り込んで出てきません。

一方、子猫の時に人間を寄せ付けなかったメスは、冬の間は私と一緒の布団で寝ています。最初は外にいても寒くなると中に入れてくれと要求するのですよ。そのくせ抱かれるのは嫌いで、抱き上げるとすぐに暴れます。勝手なネコです。

ネコと一緒に暮らしていると、人間のように毎日あくせく働くばかりが人生ではないことを教わるような気がします。世話をしているのに、世話をさせていただいているような気持ちになりますね。人生を超越しているような感じで、見ているだけで「もっと自由に生きても良い」という気分になるのです。これは不思議ですね。

黄緑は生まれ変わりの色。ネコに生まれたいとつい思ってしまう私です。

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