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はじめに

このnoteは、不登校の子どもへの支援に携わってきた元不登校の私が、子育て・教育について自分の失敗談も交えながら綴るものです。啓発や批判ではなく自分の経験を書くことで、何か一つでも、誰かのお役に立てれば幸いです。

自己紹介

高知市出身、在住。中学・高校で不登校を経験し、中退後に高卒の資格を取得。その後、不登校や高校中退者への学習支援の場をつくることを漠然としたビジョンで思い描いて、県外に進学しました。

不登校や中退者への学習支援は、大学在学中に個人で始めたものです。卒業後も、その活動や、学習支援業で子どもと関わり続ける中で改めて自身の経験も振り返り、単なる学習支援だけではなく、家庭でも学校でもない第三の居場所の必要性をひしひしと感じました。

しかし、自分には長く続けられないかもしれないという不安がブレーキをかけていました。今は完治していますが、10年以上鬱病だった期間があり、PTSDを発症したこともあったからです。当時ははっきりと認識できていなかったのですが、後で思えば鬱の真っ只中でした。

後先考えず地元に帰った後、少しずつ環境を整えながら体調も徐々に回復する中で、再び教育に関わることになりましたが、自分の不登校も次第に客観的に見られるようになり、自信も少しずつ取り戻すことができました。

今、私には6歳と1歳になる子どもがいて、小学生対象の居場所づくりなどを行う教育関連の団体に勤務しています。夫は、まさかの辞めた高校の同級生。

ただただ遠回りな私の道のりは、周りにたくさんの迷惑を掛け、反省する点も山ほどあって、人から見れば何一つ大したことはありません。ただ、今も平凡な暮らしですが、遠回りでなければ私はここにすら辿り着けませんでした。それでも、小さな夢はたくさん叶い、子どもの頃からしたかったこともそれなりにできている点でとても幸せだと思っています。私の小さい器はいっぱいいっぱいな時もたびたびありますが、育児を精一杯して今の職場も続けたい。でももう一つ、不登校支援もやり続けたい。コロナ休校後、学校に行きづらい子どもが増えているのを直に感じたことも大きかったと思います。これが続けられたら、私は本当に思い残すことはありません。

家庭を二の次にすることはしたくないと思ってきたし、その気持ちには変わりはないけれど、要領よくできない自分。葛藤もありましたが、その時その時でうまく両立できる形で、ずっと続けていきたい。たとえ細くても、長く不登校支援を続けていくと決め、このたび地元で不登校支援を始めることにしました。当面は、学習支援のみとなりますが。

私の過去を知った上で「絶対無理はしちゃいかんよ」と会うたびに言ってくれる元教員の方、長年抱えたつらさを受け止めてくれた第三の居場所の恩師、どこの馬の骨とも知れない子どもの私にあたたかいお説教をしてくれた方、友人、家族、たくさんの人の言葉が私のお守りになっています。絶対に無理はせず、でも今できることをできる形で、丁寧にしていきます。ぷつんとなる前にちゃんと休みます。以上のとおり宣誓して、不登校支援を再開します。子ども、保護者の笑顔のために、日々前に進んでいきます。

さいごに

お読みいただければわかる通り、できる人でもなければ大掛かりに手広くやる事業でもありません。不登校ビジネスのヒントをお探しの方には全く参考にならないnoteとなっております。笑

読んでくださる方の中には、不登校に悩むご本人、不登校を解決したいとお考えの保護者の方もいらっしゃるかと思います。私はビジネスで安易に使われる「不登校を解決」という言葉には引っ掛かりを感じていますが、ご本人の気持ちを第一に、ご家族にも寄り添って解決を目指しています。

無料記事でやっていきますので、この続きもぜひ読みにきてください。


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https://www.instagram.com/nekobayashi_mameko/

今回トップに掲載した写真は、私が子どもの頃から好きな地元の河口の景色です。高知市内を流れるたくさんの川が、浦戸湾に集まって流れ出ていきます。キラキラしながらゆったりと、山に見守られて広い太平洋まで5キロの旅。


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