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四谷三丁目

先月の下旬、四谷三丁目駅近くにあるOne Kitchenさんをお借りして、前菜3品、メイン料理、〆カレー、デザート、コーヒーにお付けした焼き立てのマドレーヌを含めた全7品のコース料理を提供致しました。

今回、前回のイベントに続いて御参加下さった方々だったり、7年も前のイベントに御参加下さった方が御友人を連れて来て下さったり、普段、僕の作る賄いを食べている職場の仲間が、奥様との結婚記念日のお祝いで御利用下さったりと、

僕の作る料理やデザートを知っている方々が多く御参加下さったイベントとなりました。重ねまして感謝の意をお伝えしたいと思います。

普段、他業種の仕事をしながら、某飲食店にて開店前に仕込みをし、開店後は営業に携わりながら、料理やデザートの提案、レシピ作り、技術的なアドバイスなど、自分の今までの経験で培って来たものを周りに伝えていくという事をしている事もあり、

今回、久々に自分が看板となる機会を設けてみた事で、改めて確認出来て良かった事や、今後に向けての改善点など、色んな収穫がありました。

それらを踏まえた上で、またこういった機会を設ける際には、少し価格設定を下げて、テリーヌやパテ、キッシュなどのフランスのお惣菜をワンプレートで提供してみたり、季節の食材を使ったパスタや、オムライスやハンバーグなどの洋食、本格的なスパイスカレーなどに、スープやちょっとしたデザートをお付けしたセットを提供してみたり、僕自身、過去にホテルやレストランでパティシエの経験があるので、その経験を活かしてデザートコースに挑戦してみたりと、

僕の作る料理やデザートをまだ知らない方達にも、興味を持って頂けそうな分かりやすいものをピックアップして、知って頂く機会を積極的に作っていく必要がある事を実感したイベントとなりました。



下記の写真は今回、One Kitchenさんでお出ししたメニューの一部です。

豚バラ肉のブレゼと豚バラ肉のロティ シェリーヴィネガー風味


メインの一皿。ブレゼとは簡単に説明しますと、焼きと蒸し煮を合わせたような調理法で、蓋をした鍋の中に焼き色を付けた肉を少ない水分量でやんわりと蒸し煮するのですが、今回は豚バラ肉を使って、玉葱、ニンニク、シェリーヴィネガーをベースにブレゼしたものに、焼き上げた豚肩ロース肉のロティを相盛りにして、豚肉の様々な味わいを愉しんでいただける一皿をお出し致しました。

ホロホロと解けていく豚バラ肉に、クタクタに炒めた玉葱の優しい甘みととろみ、溶け込んだニンニクの旨味、豚バラ肉の旨味とシェリーヴィネガーの酸味が織り混ざった煮汁がソースという役割を担い、フライパンとオーブンで香ばしくしっとり焼き上げた躍動感のある豚肩ロース肉をより一層味わい深いものに。付け合わせの粗く潰したマッシュポテトも食べ進めて行く上でいい役割を担ってくれます。

〆のスープ・ド・ポワソンカレー


今回のコースでは真鯛を丸ごと使っており、身はポワレにしてカレーの付け合わせとして使い、身の端の部分などは旨味を抽出して一品目の前菜の真鯛のコンソメに、アラや骨は砕いてスープ・ド・ポワソンを作り、スパイス類を加えてカレー仕立てにしました。


アルコール類は自然な造りをした日本ワインと日本酒


カープドッチワイナリー ファンピー 2021(赤)
グレープリパブリック アンブラフリッツァンテ 2019(白 微発泡)
ココファームワイナリー こころぜ 2018(ロゼ)
仙禽 オーガニックナチュール(日本酒)


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