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不満を発散させずに行動への内圧を高める

最近の私は不満だらけだ。
なんで私ばかり、と毎日思いながら仕事をしている。
ただ、私が不満を感じているのは仕事そのものに問題があるというよりは、
私が今の仕事に対して誠実に向き合えなくなっていることによるものが大きい。

仕事内容に愛を持てない以上、
私が会社に何を主張するにしても、
たとえ私の不満が、正当性のあるものだだったとしても、
私には後ろめたさがつきまとう。

「私だってこの仕事を楽しめているわけじゃないのになあ」

私が好きな言葉に「愛せなければ通り過ぎよ」というニーチェの名言がある。
愛がなければ、どんな言動であっても無意味であるという言葉で、
私が、私の会社や私の仕事内容に愛が持てなければ、
どんな指摘も届かない。

今の私は会社に恩はあっても愛は持てていないから、
私の不満は伝えない方が良い。
不満を正論かのように主張することで、
逆に私の正義欲が満たされて気持ちよくなってしまうから。

じゃあ不快な気持ちはどうすれば良いのかというと、
言わずにしまっておくのが良いのではないか。

外山滋比古著『こうやって、考える。』という本に、こんなようなことが書いてあったと思う。
特に「内圧」という表現が非常に印象に残っている。
愚痴を言うのも一時的には良いかもしれないが、根本的な解決にはなっていない。
確かに自分の中に負の感情を溜め込むのは辛いかもしれないけれど、
正でも負でもエネルギーであることに変わりはないのだから、
自分の環境を変える行動を起こすために、
利用してやるくらいの気持ちでいたい。

P.S.なお気持ちを発散させずにエネルギーとして溜め込むといっても、
自分の心が壊れない程度に、という前提条件を忘れてはいけない。

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