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漆芸講座④

いよいよ講座も最終日!
では完成までの道のりレポート、最終回、どうぞ!

2023.9.3.

最終日も教室へ。
一年に一度の通学だけれど、たまに学生になるのもいいもんだね。

てくてく。
昨日塗り終えたものをチェック。
しっかり固まっている模様です。
両面でだいぶ雰囲気が
変えられてよかった。
ちゃんと飛び出しています。
今日の作業。
全体磨き、
模様付け、
すり漆、磨き、
模様、粉蒔き
という工程で完成予定。
磨くと、錫粉が現れる。
どの程度表出させたいか、
考えながら磨くのが楽しい。
そしてポイントカラーを置いていく。
これが牡丹色です。
先生の見本。
さらに上に漆を乗せる。
磨くと、下の色が出たり、
上の色が凸凹のところに残ったり、
表情ができるんですね。
私の場合は、真っ黒を塗り、
あんまり表情が出にくいけれど。
でも、両面の顔つきの違い、
どうなるか楽しみ!
漆をふき取ると、
錫粉の表情が出てきます。
面ごとにだいぶ違うね。
横から見ても、ちゃんと凸!
ではいよいよ、粉蒔き。
最終工程です。
LG、錫、ブロンズ、アルミから
好みの粉を選びます。
先生の見本。
乗せすぎるとギラつくし、
ないと寂しいしという難しい塩梅。
こちらの面は凸部分の輪郭に。
こちらの面は凹のところに。
きらりと光るたまごみたい。
こちらもいいポイントになったね

実際は、もう少し日を置くと、色漆が鮮やかになっていく。
色が落ち着いてから講評を受けたいのだけれど、スケジュール的に仕方がなく・・。
皆さんの作品で~す。

こちらは山口県から二週にわたって
通われている方の作品。
お山だそうです。
お花をやっているそうで、
掛け軸を借景にした作品だそう。
裏は陽炎みたいに見えてすてき。
唐草模様。
ヤモリ。
ひょうたんと丸い形。
発泡スチロールを切って貼った、
思いもよらないシェイプ。
この方、79歳です。
平和の象徴、鳩!
たけのこ。
たけのこの里ですね、とお伝えしたら
まんざらでもなさそうだった。
漆芸を教えている方も参加していて、
やっぱり上級者の黒。
かっこいい!
増みたいな形だなと思っていたけど・・。
傾けられるの!いいなあ!
人のアイディアから学べるものも多く、
世界を広げてもらえることが多いから、
やっぱり学びはやめられない。

私の作品への講評は、
・漆っぽくなく鉛っぽい
・口元が強いので、もっと全体に合わせてもよかった
・石っぽくしてもよかった
・斜めの穴、貝の位置、難しい作品
・センスを感じる

努力の甲斐がありました!!


一堂に!
じゃーん!
今年もお気に入りの作品ができました。
来年もどうぞよろしくお願いします!

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