見出し画像

【Day19:仲間がいるということ】

地域おこし協力隊として、地元の福岡県八女郡広川町にUターン。
2022年1月より、学習教室「irodori Study Lab」を運営している井上涼です。
irodori Study Labでは、ICTを活用し、一人ひとりの興味関心に合わせた探究学習、そして、英語学習を通して「想定外の未来をつくる」ことをコンセプトに活動しています。

皆さんにとって、仲間とはどんな存在ですか。

ただおもしろい話をするだけの人、一つの目標に向かってともに歩む人、職場や学校が同じ人、定義はさまざまあると思います。

自分にとって仲間を一言で答えるならば、「well-beingに向けて学び続ける人」です。

これからもずっと大切にして行きたいと思える仲間たちは、子どもの時より大人になってからの方がたくさん出会えたように思います。

友達はいたけど、小学校でも近くにプロを目指してサッカーをやっているような仲間はいなかったし、(中学は楽しかった)高校になっても部活への目的意識がバラバラすぎてサッカーどころじゃなかった。小さいながらも本当の意味でサッカーが楽しいと思えたのは選抜の時くらいだったかな。プロになりたいと思っている同世代が本気で勝負をする。そんな時間が最高に楽しかった。

それまでは本気でプロを目指している自分が馬鹿なんじゃないか、間違っているんじゃないかと思うくらい恥ずかしい環境にいた。
大学生になり、プロを目指すことが当たり前の環境に入って初めてサッカー人生が肯定されたような気がした。

そして、大人になってからは今まで以上に仲間と言える人たちができた。
あしたの寺子屋の寺子屋長たち、地域おこし協力隊で出会い、それぞれのミッションで日々まちづくりに奮闘している人たち、あるプログラムで出会い、それぞれ不器用ながらも自分を表現することを諦めない人たち、留学中にたくさんの時間を共有した人たち、自分の足で動き出してから、仲間と呼べる人たちがたくさんできた。

これはある意味、大人の特権なのかもしれない。
子どもはどんなに足掻いても自分で仲間をつくっていくには環境が限られすぎている。

「こう言ったら友達に引かれる。」
「誰にも理解してもらえない。」
「そんなのなれる訳が無い。」
「お前じゃ無理やん。」
日々、こんなことで葛藤している、悶々として生きづらさを感じている子どもたちはまだまだ見えないだけでたくさんいる。

そんな想いで日々生きている子どもたちにとって、仲間と呼べる人たちがいる環境をirodoriではつくっていきたい。
一人だと本当にしんどいから。どこかで同じように頑張っている、分野は違えど尊敬できる。そんな仲間たちの姿が想像できるからこそ、前に進めている自分がいる。

そんな仲間たちとは会えない時間が長くてもどこかで繋がっているような気がする。

表現することを諦めなければ、自分が自分のことを好きになれる環境に必ず辿りつける。

今日も同じ町で、同じ想いを持って活動している人とお話ができてますます頑張ろうと思ったし、これからはどんな仲間たちと出会えるだろうかと想像するだけで未来は明るい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?