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【90日後に教室生徒を4名→30名にします!Day5】

地域おこし協力隊として、地元の福岡県八女郡広川町にUターン。
2022年1月より、学習教室「irodori Study Lab」を運営している井上涼です。
irodori Study Labでは、ICTを活用し、一人ひとりの興味関心に合わせた探究学習、そして、英語学習を通して「想定外の未来をつくる」ことをコンセプトに活動しています。

地域おこし協力隊着任後すぐにコロナウイルスが流行。町の外へ出る機会もなく、新しい出会いは基本オンライン。という感じでしたが、先日久々に広川にきてくれた方をアテンドしながら改めて広川町を見つめるきっかけになりました。この機会に個人的に思う広川町のいいところについて書いてみようと思います。

昨日の話にもつながりますが、それはズバリ、ゼロから町をつくっていけるところです。

もちろん、久留米絣や八女茶、すだれ、時期によってはイチョウやフルーツを求めて訪れる方はいますが、マニアックな方でない限りなかなか広川町にたどり着くことはないと思っています。笑

大自然があるわけでもないし、泳げるような川やキャンプができるような山もない。

町に住んでいる人も気づいていますが、「広川は発信が弱いねえ」と外の方から言われます。確かに、久留米絣も「久留米」、博多あまおうも「博多」、八女茶も「八女」、全部いいとこどりされてますからねえ。。。

職人さん、飲食店など、広川ブランドとしてうまく発信ができるお店が5店舗、10店舗増えるだけで一気に広川町の魅力は加速すると思っています。

地方によくある大型家電量販店もマックもスタバも、イオン系列も、よくあるバイパス通りのような街並みは広川町にはないんです。これだけ大型チェーン店が参入していない町もある意味魅力だと思っているし、歴史を見ても商店街や城下町として栄えていたわけでもない。先代の方々が何もしていないということを言いたいのではなく、今の時代や文化に合わせたまちづくりがゼロからできることこそが一番の魅力だと思っています。

そこで、irodori Study Labで取り組んでいるのが、子ども若者が挑戦しやすい土壌づくりです。

とっても素晴らしい個性や才能を持っているにも関わらず、なぜかチャレンジしようとしない。失敗が怖くてできない。そもそもそれを極めることに興味がないならそれでいいのだけど、話をしてみるとそういうわけではない。小さい時からそんな周りの姿を見てきて幼いながらも、「なんでこの人が、なんてもったいないんだ」と思っていた記憶があります。親や先生、地域柄など、原因はそれぞれあると思います。が、僕は学校の教室、あの独特な同調圧力で潰されてきた友達を何人も見てきました。

団結、前にならえ、何事も頑張りなさい、姿勢を正しく、先生の話を聞きなさい、うちには一切そんなのありません。

irodori Study Labでは、プロジェクト学習や英語学習を通じて"自己表現"をする機会を増やすこと。子どもたちが教室に来た時にはどんなに小さくてもいいから、失敗と成功それぞれ経験してもらう。そんな小さな成功体験の積み重ねを通じて自己肯定感を高め、irodori Study Labを卒業しても自分で選択して道を切り拓いていく。そんな人たちが1人でも多く増えたらなと思って日々活動しています。

子どもたちは早い段階で町を出て、できれば海外に行ってほしいと思っています。そして、帰ってきた時に駄菓子屋のようにふらっと立ち寄ってもらえること、人生で悩んだらとりあえずirodori Study Labに行けばいいやと思ってくれたら一番です。だけど、一緒に生まれ育った広川町で挑戦してみたい!外からでも広川町のために何かしたい!今来てくれている子どもたちが幸せに生きることが1番の願いですが、あわよくば、町のために何かしたいと思ってくれる子たちが出てきてくれたら最高です。

長い長い道のりですが、あれがないからとかこれがないからとか文句を言うのではなく、ないなら自分たちで創ればいい。はじめはむちゃくちゃでも、少しずつ形になったり前に進めていくことに喜びや楽しさを感じられる人とともに創っていきたいと思っています。

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