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【Day8:やってよかったと心から思えた出来事】

地域おこし協力隊として、地元の福岡県八女郡広川町にUターン。
2022年1月より、学習教室「irodori Study Lab」を運営している井上涼です。
irodori Study Labでは、ICTを活用し、一人ひとりの興味関心に合わせた探究学習、そして、英語学習を通して「想定外の未来をつくる」ことをコンセプトに活動しています。

90日連続でのnote更新。Day8です。

irodori Study Labはあしたの寺子屋のパートナー校として開校しています。
あしたの寺子屋は、生まれた世界に左右されることなくすべての子どもの今と未来をつなぐことを目的に立ち上がった会社です。
2021年の開校を考えていたタイミングで、irodoriが目指している姿とあしたの寺子屋の理念が一致したため、すぐにパートナー校になることを決意しました。開校前からお世話になっていて、常に隣で支えてくれる家族のような存在です。あしたの寺子屋パートナー校は今では全国に20校誕生しており、そのネットワーキングを活かして、全国の寺子屋をオンラインで繋いで学びの機会を届ける「あしてら授業」が毎月第3土曜日に行われています。

先週土曜日にあしてら授業が行われ、そこに参加してくれている1人の保護者さまからその日の夜にこのようなメッセージをいただきました。

いつも本当、お世話になっています。本当、申し訳ないぐらいです。
私たち親が見えないところで〇〇自身が思うように行動したほうが、本人の為かと思ってます。
どうしても口出しをしたくなるので。
そうすると〇〇の可能性を親である私たちが潰してしまいそうなので、、、
いつも声をかけて頂きありがとうございます。感謝しかありません。
この人脈は、きっと今後大切になると思っています。
本当このご縁は〇〇自身、大きな影響を受けてることは間違いないです。

今でこそ、気の合う友だちができたぐらいだと思います。
学校では、誰にも理解してもらえない、こんなことに興味がある、、って言ったら、引かれる。
そんな中、irodoriさんでの活動、交流は初めて味わう感覚ですごく楽しいようです。
そして
私自身も、
田舎だから諦める
田舎だから、、ではなく
無限の可能性を感じています

 ※本人より許可を得ています。個人情報が特定される可能性のある内容については切り取っています。

この言葉を聞いて涙が出ました。これだけで、これまでやってきてよかったなと心から思えます。僕が一番届けたい層だったから。

・何かに熱中すれば周囲との温度差から引かれる。
・誰にも理解してもらえない。
・一生懸命頑張れば頑張るほど周りから馬鹿にされる。

子どもの頃、本当にたくさんこんな想いをしてきました。

この気持ちがあったからこそ、もしまだこんな想いをしている子どもたちがいたらそんな想いは絶対にさせたくない。
頑張っている子、真剣に向き合っている子がきちんと認められる場所をつくりたい。広川から本気で世界を目指せる場所をつくりたい。
だから、irodori Study Labを立ち上げました。

それが、こんなにも早く1人の子どもに届いていること。一生この日は忘れません。とにかくうれしかった。

諦めずに届けていればきっと届く日は来る。まじで自信になった。
まず、これをきちんと言葉にして伝えていただいたこと自体、本当に感謝しています。

そんなうれしい気持ちとともに、同じ気持ちを抱えて葛藤している子どもたちは地域にまだまだたくさんいるんだろうなと、ますます気が引き締まる気持ちになりました。広く深く届けるために、丁寧に伝え続けていきます。

子どもたちの"今"と向き合うことは最優先。

それに加えて、周りを見ていると、高校生までに「自分の力でできた!」「変えられた!」と思える経験ができていないと大人になってからだとなかなかそういう気持ちにはなれないし、自己肯定感が上がらないことが政治参加につながらない原因になっていると思います。それが結果的には住んでいるまちが衰退していく。よく、教育に投資しない国は終わると言われますが、こういうことなんじゃないかと。

まずは週末に感じたこの想いを忘れずに、これからも少しでも多くの子どもたちが存分にチャレンジできる場所をつくっていきます。

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