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ネイルサロンの付加価値を高めるには?愛されるサロン作りのコツ

これまで、リピートに繋がる接客や集客方法、価格改定のタイミングなどをご紹介しました。その上で、お客様に愛されるサロンを作るためには、付加価値を高める必要があるということに気が付いた方も多いのではないでしょうか。今回は、ネイルサロンの付加価値を高める方法をご紹介します。

付加価値を提供することで得られるメリット

ネイルサロンは全国に約5,000店舗あると言われています。しかし、せっかく開業したにも関らず、8割のネイルサロンが3年以内に廃業している現実をご存知でしょうか。

そこで重要になってくるのが、高い技術やブランディング、集客方法などにおいて、付加価値を高めることです。付加価値を高めることで、リピーターを獲得しやすくなります。

パレートの法則(20/80 principle)によると、顧客全体の20%であるリピーターが、売り上げの80%を支えているとされています。全てがこの例に当てはまるわけではありませんが、お客様の心を掴み、リピーターになっていただくことでネイルサロンの経営が軌道にのることは間違いありません。

ネイルサロンの付加価値を高める方法

お客様に愛されるサロンを作るためには、付加価値を高めることが重要です。とはいえ、どのような点に着目したら良いのか分からないという方も多いはず。ここでは、ネイルサロンの付加価値を高める方法をご紹介します。

確かな技術を身につける

プロのネイリストとして長く活躍するためには、その場しのぎのテクニックではなく、確かな技術を身につける必要があります。

例えば「ネイルは好きだけど、浮いて髪の毛に絡むのは嫌」「自爪がボロボロになってしまった」などのお悩みを持つお客様も多いです。そこで、付け替えの時まで浮いたり折れたりせず、自爪の健やかさを損なわず、経過まで美しい、そんな技術を身につけられれば、お客様の満足度が高くなるため、リピートに繋がりやすいです。

また、指先のケアや自爪のために避けたい動作など、お客様のネイルや指先に関する悩みにも耳を傾け、的確なアドバイスができるとよりお客様からの信頼度も厚くなるでしょう。

ブランディングをする

ネイルサロンにおけるブランディングとは、提供するサービスやコンセプトをブランドして確立し、競合との差別化をすること、またお客様からのサロンへの共感や信頼を得ていくことを指します。

ブランディングを行い、お客様にサロンのファンになっていただくことで、集客がしやすくなる、リピートに繋がりやすくなる、価格の改定がしやすくなるなどのメリットが得られます。

ブランディングの方法はさまざまですが、まずはコンセプトやペルソナの設定に加え、ロゴや名刺に統一感のあるデザインを採用するなど、できるところから始めていきましょう。

お客様に寄り添ったカウンセリング

ネイリストにとって、カウンセリングは避けて通ることのできない業務のひとつ。カウンセリングでお客様のご希望やお悩みを聞き取り、お客様に合った技術やデザインを提供する必要があるためです。

以前、質の高い接客には「ヒアリング力」「提案力」「トーク力」が求められるとお伝えしましたが、カウンセリングに苦手意識を抱いている方もいるのではないでしょうか。

アメリカの心理学者、カール・ロジャーズが提唱したロジャーズの三原則(Active Listening )において、カウンセリングは「共感的理解」「無条件の肯定的関心」「自己一致」の要素を重視する必要があるとされています。

共感的理解(empathy, empathic understanding):相手の話を、相手の立場に立って、相手の気持ちに共感しながら理解しようとする。

無条件の肯定的関心 (unconditional positive regard):相手の話を善悪の評価、好き嫌いの評価を入れずに聴く。相手の話を否定せず、なぜそのように考えるようになったのか、その背景に肯定的な関心を持って聴く。そのことによって、話し手は安心して話ができる。

自己一致(congruence):聴き手が相手に対しても、自分に対しても真摯な態度で、話が分かりにくい時は分かりにくいことを伝え、真意を確認する。分からないことをそのままにしておくことは、自己一致に反する。

(※"厚生労働省 公式HP"参照)

お客様おひとりおひとりのに寄り添い、自然にご希望やお悩みを引き出せるようになれば、お客様に心地良く安心してご来店いただけるでしょう。

おしゃれな内装・外装

内装や外装もこだわりたいポイント!お客様の中には日々の疲れを癒しに、あるいは自分へのご褒美としてご来店してくださっている方もいらっしゃいます。そのため、非日常を味わえる特別な空間づくりが重要です。清潔感はもちろんのこと、リラックスできる落ち着いた空間に仕上げるよう意識しましょう。

また、コンセプトを反映させたインテリアにするなどの工夫も必要です。例えばメインの顧客層が40代〜、ニュアンスデザインが得意でありながら、原色をたくさん使ったインテリアにしてしまうとお客様が混乱してしまう可能性も。そのため、内装・外装、ロゴなどは統一感のあるデザインにするのがおすすめです。

自宅サロンの場合は、生活感が出ないよう、こまめに片付ける、香りや照明にこだわるなどの工夫も必要です。

多くのネイリストに選ばれるÖnschool

ネイリストとして活躍するために、学びを深めたい方は、基本的な技術からブランディングまで学べるÖnschoolのレッスンを受講するのがおすすめ。ここではÖnschoolで受講できるレッスンをご紹介します。

1DAY レッスン

1DAY レッスンは、サロンワークの基礎となる「ワンカラー技術」を学べるコースです。左右対称のファイリング方法や適切なプッシュアップの仕方、ニッパーの基本動作などケアからトップ仕上げまで、ワンカラーの工程をお伝えします。

▼1dayレッスンで学べる技術

〇左右対称のファイリング方法
〇適切なプッシュアップの仕方
〇ニッパーの基本動作
〇マシンケア実践練習
〇爪別の対処方法
〇爪の育成に適したフォルム形成の仕方
〇最適なジェルの塗布量
〇へこみなく仕上げる方法
〇リフトさせないベースの塗り方
〇サイドの漏れとがたつきの対処法
〇サイドとエッジの塗りこみ方
〇キューティクル際のライン取り方法
〇筆と手の使い方
〇カラー別の正しい塗布料
〇歪みなく仕上げるコーティング方法

2DAY フィルインレッスン

2DAY フィルインレッスンは、通常のジェルネイルよりも爪へのダメージを与えにくい「フィルイン技術」を学べるコースです。マシンの使い方はもちろん、フィルイン前のプレパレーションやマシンビットの選び方などもしっかりとお伝えします。

▼フィルインレッスンで学べる技術

〇フィルイン前のプレパレーション
〇6週間リフトさせない方法
〇爪の育成も出来るフィルインの為のフォルム作り
〇歪みの見方
〇中浮きを防ぐベースの塗り方
〇フィルインに適したベースジェルとその性質
〇フィルイン時の説明とカウンセリング方法
〇爪別のチェックポイント
〇爪と甘皮の基本構造
〇マシンビットの選び方
〇ベースをしっかり綺麗に残す方法
〇段差のない削り方
〇中浮きの削り方
〇先端の厚みの取り方
〇マシンオフ実践練習
〇フィルイン時の亀裂補正と長さ出しの仕方
〇ジェルが浮きやすい方への対処法
〇次回予約に繋がるご提案の仕方

アカデミックプログラム

アカデミックプログラムは、ネイルの基礎やサロンワークが学べる3ヶ月集中プログラムです。知識を学ぶと同時に、サロンワークに特化した実践練習にフォーカスすることで確実に技術を身につけられます。

サロンブランディングコース

個人サロン開業を目指す方向けに、サロンの立ち上げをサポートさせていただくサロンブランディングコースもご用意しております。強いブランドを作ることが、サロン経営には必要不可欠。ロゴ製作やコンセプト設定に加え、価格設定の仕方やオリジナルカルテの作成など幅広くサポートいたします。

お客様から愛されるネイルサロン作りを

今回は、ネイルサロンの付加価値の高め方をご紹介しました。これからのネイリストには、高い技術に加え、ブランディング力やお客様に寄り添ったカウンセリングなども求められます。Önschoolであなたの強みを伸ばし、ネイルサロンの付加価値を高めてみませんか。


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