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ネイルサロン開業の手順!必須の手続きや方法を解説

フリーランス、自宅サロンなど多様な働き方をするネイリストが増えている今日では、ネイルサロンの開業を目指すネイリストも少なくありません。ネイルサロンをオープンするためには、開業の手続きをひとつずつこなしていく必要があります。今回は、ネイルサロン開業の手順や方法を解説します。ネイルサロンの開業を考えている方は、ぜひ参考にしてみてくとださい。


ネイルサロンのオープンに向けた手続き

ネイルサロン開業と聞くと「ハードルが高いのでは?」「どのような手順で進めていけば良いのかわからない」と感じる方もいるはず。ここでは、ネイルサロンのオープンに向けてやっておきたいことや具体的な手続きを解説します。

オープン日を決める

まずは、ネイルサロンのオープン日を決めましょう。オープン日から逆算してスケジュールを立てると開業に向けた手続きがスムーズに行えます。

ここで注意したいのが、過度にタイトなスケジュールを立てないこと。万が一、トラブルが起きてしまった場合でも対処できるようゆとりのあるスケジュールを立てましょう。

自宅サロンの場合は3ヶ月以上、テナントを借りる場合は半年以上の期間を見ておくのがおすすめです。

ターゲット、コンセプトを決める

続いて、ネイルサロンのターゲットやコンセプトを決めましょう。お客様に来店いただくきっかけづくりはもちろん、愛されるネイルサロンを作るためにはターゲットやコンセプトを明確にすることが重要です。

まずは、ターゲットを絞る「ペルソナ設定」を行います。本来であればあらゆる年齢やライフステージのお客様に来店していただきたいものですが、ターゲットを絞ることで、集客やリピートに繋がりやすくなります。

ペルソナ設定を行う際は「30代以上」「働く女性」「子育て中の女性」「◯◯系のファッションが好きな女性」「◯◯が趣味」「金銭感覚」など、ターゲットにしたい層のリアルな人物像を想定してみましょう。ここで、細かくペルソナが設定できれば、立地や内装、価格設定もスムーズです。得意な施術がある場合や立地が決まっている場合は、それらの事柄からペルソナ設定をすることもできます。

ただし、ペルソナはネイルサロンに来てくれそうな顧客像であり、理想の顧客像ではありません。また、ネイルサロン開業後も定期的にペルソナ設定をし、顧客像をアップデートすることで、より良いサービスが提供できるはずです。

ペルソナ設定を踏まえたうえで、コンセプトも固めていきます。ペルソナ設定で作り上げた顧客像から、オープンするネイルサロンでどのようなサービス(施術、雰囲気など)が提供できるのか、どのような特徴があるのかを書き出してみましょう。

例えば、働く女性をターゲットにする場合、「清潔感のあるデザインが好まれる」「リラックスできるひとときにしたい」などの思いからご来店されるお客様が多いと予想できます。そこで、それらのニーズをカバーする強みをキャッチコピーや店名に落とし込むことで、ネイルサロンのコンセプトや価値を訴求できます。

開業資金の見積もり

ネイルサロンの開業にかかる費用は、自宅サロンの場合とテナントサロンの場合では大きく変わります。相場は200〜500万円程度と言われていますが、これはあくまで目安。実際にネイルサロンをオープンするために、どのくらいの費用がかかるのかを把握するため、まずは開業資金の見積もりをしましょう。

見積もりをする際は、ネイルサロン運営にかかる費用を全てリストアップし、設備資金と運転資金に分けます。設備資金はネイルサロンのテナント(保証金)や機械など、運転資金は家賃や光熱費、ジェルの仕入れにかかる費用などを指します。

ここで算出した資金と自己資金を照らし合わせ、不足分をどのように工面するかを決定します。自己資金は開業資金の1/10程度が目安とされており、融資を受ける場合、1,000万円以下であれば比較的審査も通りやすいと言われています。(※" 日本政策金融公庫 公式HP"参照)

続いて、融資や助成金、補助金を受ける場合は事業計画書を作成しましょう。事業計画書は、融資機関や税理士、公認会計士と相談しながら作成するか、作成例やフォーマットを見ながら作成するのがおすすめです。

物件を決める

自宅サロンであれば物件を決める必要はありませんが、テナントを借りる場合は条件に合う物件を決めましょう。

物件を決める時は「アクセスの良さ」「動線」「内装」などのポイントをチェックするのがおすすめです。また、設定したペルソナに合う物件かも大切なポイントになります。物件が決まったら、水道や電気、電話の開通、内装工事の手配をしましょう。

設備・備品を用意する

内装工事が終わったら、テーブルや椅子、集塵機の他、施術に必要なカラージェル、マシンなども用意しましょう。加えて、名刺やロゴの製作も忘れずに!

一通り用意できたら、プレオープンをするのもひとつの手。実際にお客様にご来店していただくことで「ここはもっとこうしたい」「◯◯が必要だな」など、より具体的なアイデアが生まれるかもしれません。

開業届

美容室やエステサロンをオープンするのとは違い、ネイルサロンをオープンする場合、保健所への開業申請は不要ですが、税務署への開業届は提出しておきましょう。

開業届を提出することで節税効果の高い青色確定申告ができるようになる他、賠償責任保険に加入することもできるようになります。開業届は、開業から1ヶ月以内に提出することが推奨されています。税務署に持参するか、郵送またはWebで提出しましょう。

集客を行う

お客様にご来店していただくためには、効率的な集客の手段が必要です。各種SNS、予約サイトの掲載などで集客を行いましょう。

SNSなどでは、ネイリストの簡単なプロフィールや得意なデザイン、価格、アクセスなどをアピールするのがおすすめ。また、予約サイトのURLやLINEなど予約方法も記載しておくと良いでしょう。

Önschoolでは開業に向けたサポートも

Önschoolは、ネイルサロン開業を目指す方にもおすすめ。Önschoolには、サロンワークの基礎が学べる「1DAY レッスン」やフィルイン特化レッスン「2DAY フィルインレッスン」、本質的で実践的なサロンワークが学べる「アカデミックプログラム」の3種類のコースがあります。

さらにアカデミックプログラムの継続コースとして、サロンの立ち上げをサポートさせていただく「サロンブランディングコース」をご用意しており、ロゴ製作やコンセプト設定に加え、価格設定の仕方やオリジナルカルテの作成など細かなところまでサポートいたします。

また、zoomまたはLINE、対面で無料相談会も行っているので、お気軽にご参加ください。

ネイルサロン開業に向けて着実な一歩を

今回はネイルサロン開業の手順や方法を解説しました。ネイルサロンをオープンするためには、コンセプトやお客様のニーズを具現化するため、着実に手続きをする必要があります。ネイルサロンの開業を目指している方は、ぜひÖnschoolで学びを始めてみてください。

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